表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
殺し屋が執事になってみました。  作者: ヘモグロビン
1/6

始まりの物語

しんしんと雪が降る静かな深夜。



月の光だけを頼りに歩めば、真っ白な道に小さな足跡が付いていた。





大きな屋敷だな、確か裏口はこっちか…





屋敷に忍び込んだ私は料理室にある通気口から天井裏へと音なく移動した。




頭の中に叩き込んできた屋敷内部の地図を思い出しながら、私は目的の部屋へと向かう。




部屋を見つけると私はまた天井の通気口から部屋内の様子を伺った。




屋敷の主で間違いなさそうだ…




ふぅ、と一息ついた私は天井の穴から

ベッドで寝ている男の脳天を銃で狙う。




落ち着け私…大丈夫だから。




煩いほど鳴っている私の心臓の音をBGMに私は人差し指に力を入れ、引き金をーー









引こうとした。





「ーむぐっ…んぅぅっ!!…ん~んっ!」




が、いきなり後ろから口元を布で抑えられた。



必死に息を止めて抵抗するが、次第に苦しくなっていく。




視界がくるりと周り、床に倒れた私が意識をなくす前に見たのはにこやかに微笑んでいる男だった。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ