2
「お姉ちゃん!!僕の武器の能力を見てみてよ!!」
一人の弟は、姉に話しかけていたのだ
「わかったわかった、レン、見るから、武器を私に投げつけないでね」
弟の名前はレンという名前だそうだ
ちなみに、姉の名前はルナという名前だ
「わかってますよ!では見ててください、僕の成長を!!」
レンは、身近にあった剣を手に取った
そしてレンは目を静かに瞑り、声を出さないように口だけを開きながら、なにかをとなえている
そして……、
ガシャンッ
突然、何かを落とす音が響いたのだ
すると、ルナが
「ああ、失敗してしまったね、大丈夫?」
ルナはレンのもとへ行き、ペタペタと顔を触っている
レンを何故か顔を赤く染めていた
「だ、大丈夫です。それより、僕顔なんて怪我してませんよ!てか、そもそも怪我なんてしてません!!」
レンがそう言うとルナはレンの顔を触るのを止めた
「まぁ、でも、武器の能力の使い方は上手になったね」
「アハハ、僕はお姉ちゃんみたいに上手く扱えませんけどね……」
レンは、ルナが持っていた本をもらっていた
「そうかな?でも、私だって上手には扱えないよ、レンみたいに力とか強くないからね」
ルナは、ソファーへレンに話しかけながらも座りテレビをつけていた
『今日の総まとめなニュースです!今朝、○国と○国が争いごとに発展したもよう、近隣に住んでいる人々は☆国に避難したもよう……』
プツーン
「あ、レン……なんでテレビをきったの?」
「あんまり、ああいうニュースはお姉ちゃんに見せたくないんですよ、もしもお姉ちゃんになにかあったら僕……」
レンは、悲しげな瞳をしながらルナの方をみていた
そして続いてレンはまた口を開いた
「それに、お姉ちゃんの身になにか起きても僕が絶対に守るので大丈夫ですよ!!」
自信満々にレンはルナを見ていた
ルナは内心思っていた
(レンは無駄に頑張り屋だから、私が守らないといけないよね、弟に守られて嬉しい姉なんていないよね……)
「ねぇ、お姉ちゃん?寝てるの?……寝るの早いね、毛布をかけなきゃ」
レンは、毛布を取りにとなりの部屋に行ってしまった
「寝てないのに……」
なんて言うルナの言葉を無視してね……