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RED RAID-侵略大戦-  作者: 赤木梓焔
第9章 雨降特殊部隊(AAT)入隊
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-1-

「スゲー、雑誌で見た高級ホテルのスイートルームみたいだ」


 光が感激するのも無理はない。


 部屋の中にはキングサイズのベッドに大型の液晶テレビに最新のノートパソコン。

 3人掛けのカウチソファに小型の冷蔵庫にフットマッサージ機。

 浴室とトイレまで完備された広い個室だったからだ。


 光は荷物の片付けを他所に、ベッドに両手を広げて飛び込んだ。


「スッゲー、フッカフカだぁ」


 光は両手足を伸ばすと、ベッドの上でクルリと転がる。

 端から端まで移動するのに、2回転近く転がった。


「これなら鈴さんが俺の横に寝てもまだまだスペースがあるな。ウヘヘ……ってそんなエロいことを考えている場合じゃない! さっさと荷物を片付けて会議室に行かないとっ」


 妄想をやめてベッドから飛び起きた光は、急いで荷物整理をすると、自分のIDカードを首から提げて、部屋を出た。


 特殊部隊専用官舎は、地下1階の10階建て。


 霧人が話していた通り、地下は温水プールと温泉浴場があり、10階にバイキング食堂と簡易の給湯室があり、9階に娯楽施設とマッサージルーム。

 2階~4階が隊員の生活する個室で、5階~8階がジムのような訓練施設と会議室になっている。


 光が討伐隊に入って最初に生活した、討伐隊本部より建物は小さいが、施設は充実していた。


 光がエレベーターに乗って8階にある大会議室に向かうと、会議室の出入り口付近には人がまばらに立っている。


 人にぶつからない様に気をつけながら、大会議室の中に入ると、正面の壁には大きなホワイトボードが置かれ、そのすぐ前には演台とパイプ椅子が1脚がり、演台の右横には、長机とパイプ椅子が3脚置かれていた。


 演題と向かい合うように、長机が横に3台ずつ、4列の配置で規則正しく並べられいて、各机にはパイプ椅子が3脚ずつ並べられている。

 長机の上には名札が置かれていて、光は自分の名前が書かれた名札が置かれている机の椅子に腰掛けた。


 光の座った席の長机には亮夜と鈴の名札が置かれているが、まだ2人の姿は会議室に無かった。


「亮夜さんも鈴さんもなんでいないんだろうなぁ」


 あまり会ったことのない隊員ばかりなので、光は心細くなっていた。


「コラ、机に伏せて寝ているんじゃないわよ!」

「あっ鈴さんに亮夜さん、遅かったですね?」

「ちょっと外出していたんだ。何とかギリギリ間に合ったな」


 会議室に置かれている椅子に人が埋まりかけた頃、亮夜と鈴が揃って会議室に姿を現した。

 亮夜と鈴が自分と同じ机に並んで座るのを見た光は少し安心した。


 亮夜と鈴が席に着いた時、再び会議室の扉が開き、珀を先頭に、霧人と黒斗が会議室に入ってきた。

 そして演台の右横に置かれた長机に設置されたパイプ椅子に並んで座った。


ご閲覧ありがとうございますm(__)m

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