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彼岸の恋文

作者:凪砂 いる
羽川七海(はがわ ななみ)は、夜勤明けの街で、ふと小さなギャラリーの扉を開く。
そこに展示されていたのは、一面の彼岸花の中に佇む、自分によく似た女性の絵。そして、作者の名は「蓮(れん)」。
その絵を見た瞬間、七海は激しい頭痛と同時に、炎の中で誰かを失う**「夢の記憶」**に襲われる。
一方、画家である一ノ瀬蓮(いちのせれん)は、なぜか名前も顔も分からない“彼女”の夢を繰り返し見ており、その姿を描き続けることでしか生きる意味を見出せなかった。
運命的な絵画を通して再会を果たした七海と蓮は、やがて、自分たちが古代の巫女と、彼女を救おうとした青年の魂の生まれ変わりであることを知る。
「神に逆らった愛」の罪により、二人の魂は永遠に「出会っては、引き裂かれる」という呪われた輪廻に囚われていたのだ。
記憶を共有し、強く惹かれ合う二人だが、この呪いを断つ唯一の方法は、「どちらか一方が魂の代償となり、輪廻から永遠に消えること」。
過去の転生で何度も、『守ろうとして、失う』という悲劇を繰り返してきた二人は、今度こそこの過酷な運命に正面から立ち向かうことを決意する。
「何度でも、お前を守る」という誓いと、「ふたりで生きたい」という切実な願い。
彼岸花が咲き乱れる『誓詞の神殿』で、二人は究極の選択を迫られる――。
これは、愛と自己犠牲の連鎖を断ち切り、自分たちの手で未来を掴み取る、壮大で切ない永遠の愛の物語。
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