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3話 転生初日(前編) 

「・・・・」

遠くから誰かに呼ばれている気がする。


(頭がいて〜。誰かに呼ばれてんだけど、女の人?あぁ、看護婦さんかな?けど、なんか長い夢を見てた気がすんなぁ)

健吾はゆっくり瞼を開けて、天井を見つめた。


(木造?病院じゃないのか〜。近くの寺に運ばれたんかなぁ?)

ぼーっとする頭で色々考えていると。


「奥方様を呼ぶのじゃ。信忠様が目を覚まされましたぞ!」

周りではドタドタと人が慌ただしく走る音と蝉の鳴き声が・・・・うるさい・・・

(頭が痛いのに・・・ちょっとは静かにしてくれ・・・てか、オカンの事を奥方様って・・・てか、このおっさん誰?)


健吾は自分の隣にいるおっさんを見ていた。おっさんの隣にいる綺麗な女性は泣いていた。

(これ・・・・どおゆう状況?)

見ず知らずの人が周りにいて、女性に関しては何故か泣いている。。。健吾は何が何だか分からず冷や汗が出る。


信忠(左に居るのがわしの乳母の慈徳院で右にいるのが、乳母の親族の滝川一益だ。)

頭の中で信忠の声が聞こえた。


健吾(あぁ、信忠さんの乳母さんね・・・綺麗だなぁー。てか乳母って事は、こんな美人な人でお前は育ったのか、けしからん・・・ん?なんかおかしくない?)

健吾は寝たフリをしながら冷や汗が止まらない。何となく今の状況は理解したが、理解した分この後の展開が容易に想像ができた。周りには信忠はいない。なのに、ここには信忠がいるらしい。


(俺・・・信忠になってんじゃなぁーーーーーい!!!!)







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