閉口
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
挨拶と日常会話だけで疲れてしまう人間です。
口語障害を持ってる事は薄々気が付いているので、これからも折り合い付けて生きていきます。
二次元のコミュ障キャラの気持ちが全部分かります。
俺の幼馴染に、あまり目の合わない奴がいる。人と話す時も僅かに俯いた様にして、話を進める。あまり会話をするのが得意じゃないようで、少人数の話し合いが行われた後には廃人になって、とぼとぼと帰っていく。そうして声を掛けるとか細い声でただ一言。
「すいません。今日はもう、疲れてしまいました……」
それ以上、多く語る事はなかった。ただ鋭い目付きを少しだけしょげさせて、その場を去った事は覚えている。
それでも何かを伝えるという事は好きな様で、メモとペンを渡すと、小さな、汚い文字でギチギチに書き記して返してくる。俺が『読めない』と呟くと、物凄い勢いでチャットに書き記して送り返す。その最後には、決まってこう書いてある。
――二次元の無口なキャラは、皆文字が綺麗だけど、現実ってそうじゃないと思うの。 話す速度で物を書くから、どうしても字は汚くなるよ。
「言い得て妙だな」
――そう? 割と当たり前な事だよ。話す速度で物が書けたら、誰も板書なんかしないもん。
そう書いて、へらっと笑った。
今此奴が会話をせずに、文字打ちを行っているのは、単純に『会話に疲れてしまったから』。普通の日常会話であっても、単なる事務報告であっても、此奴にとっては物凄いストレスになる様で、俺の前では疲れるとよく筆談に切り替える。
よく調べていない故に断定する事は難しいが、軽い口語障害を持っているのだと思う。そうして本人も、口に出す事も、書くこともしないが、それを薄々気が付いている。
――二次元のね、コミュ障なキャラ、皆好き。全部感情移入出来るから。別に誰かと話くない訳じゃない。ただ私が話すタイミングが誰かと被ったり、見当違いな事を言ったり、ムードぶち込壊したり、誰かを傷つけたりするのが嫌なだけ。そうして誰かを傷付けるくらいなら、私はクソ陰キャのままでいい。今の文だって、読み上げたら、聞いてる貴方が疲れちゃうよ。
「まぁ、そうだな」
会話で重視されるのはテンポである。短い言葉の切り貼りによって成り立っている。故、長く話したがる此奴にとっては、相性が悪いのだろう。
――難しいんだよ。会話って。制約が多すぎる。でも後から修正出来ないの。だから苦手。
とある成長漫画の、
『沢山話したので、疲れてしまいました』
と言う言葉が刺さりまくりです。
※著作権考えて少し変えてます。
雑談するだけでも、質問するだけでも、
相手の迷惑じゃないかな。
時間奪ってないかな。
余計なこと言ってないかな。
今、声出した方が良いかな。
独り言かも知れないけど、返答した方が良かったな。
と思って、ひっそりとします。
二次元のコミュ障キャラ、
美人で文字が綺麗な子、プラカードで会話するお兄さん、可愛いギターが上手な子、全部の気持ちが分かります。
まぁ、それでも生きてはいけるので。
周りと折り合い悪くても、何とかしがみついているので。
明日も自分と戦います。