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Revenge tragedy of agent Ⅲ 2

京子は、烏丸天狗により、妖怪の住む町を案内される事となった。時代をタイムスリップしたかのような気分に陥るが、往来を行き交うのは全て妖怪だ。それも、人形を取る妖怪や半妖も多く、ぱっと見着物を着た人にしか見えない者も居る。半分は純粋に人の思いから成る化け物と、動植物や物が年月を経て妖怪に昇華した九十九神(つくも神)妖怪には試験も何も無い割に経済が回っているように見え、人間と同じ生活をしているように見える。京子は烏丸天狗に茶屋に案内され、椅子に座っていると餅とお茶が出てきた。


「あの、妖怪って貨幣とか使ってます?普通に物売ってるように見えますが」


「ありますよ。物を売ったり買ったりするのに使用します」


そう言って、じゃらりと小判を京子に見せる。それと、小さい銅銭の束。


「物々交換で成り立っていると聞いていたのですが」


「物々交換でも成り立ちますね。応相談になります。それぞれ好物が違いますし、基本的に貨幣で成り立つのは人に近い者や半妖ですな。もう半分の生粋の妖怪には物々交換で交渉します。例えばあそこにある床屋の妖怪はハサミが元です。ので好物が切る対象なので髪を切って欲しいと言えば喜んで切ってくれます。後、切りがいのあるちょっと硬い物も好みます。ここを取り仕切る玉藻様も油揚げが好物ですのでよく陰陽庁関係者に持って越させてますし我々も相談事であれば光り物とかで交渉します。あっちは呉服屋さんで半妖がやってますので貨幣が必要ですが、物々交換にも対応してまして鑑定した後査定され交換してくれます。生粋の妖怪達は腹が減る事がありませんので好きな物や好きな事で対応を。我々は違うので食べる物を得る手段として貨幣を使用してるのが現状ですな。無論物々交換も併用してです」


意外でしたかとクスと烏丸天狗は笑った。


「何かお土産とかあります?」


思わず尋ねずにはいられない京子だった。暫く見回ったが、妖怪達は好きな事、得意な事でこの町を切り盛りしている。雪女達がやってる茶屋のかき氷は絶品だった。


「あら、今日はお嬢様じゃないんだね、烏丸天狗」


「今日は陰陽庁関係者の案内だ。それと」


ちらと、京子を見てその話はするなと釘を刺す。京子は兄から聞かされた女の子の事を思い出した。あの襲撃事件の後暫くして突然話があると言われて家の畳の間で向かい合った。


「今回の一件の功労者はもう1人おってな。呪術師二人が攻めて来た際に、アプリの呪いの元を解決してくれた子がおる。彼女のお陰で人質は解放されて俺らも奴等と戦えるようになった。誰にも口外はできんからお前にも口止めをしてもらうが理由があって生まれながらにしてーーーー禁書の力を宿しとる」



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