表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷探偵の暇潰し  作者: ジョシュー
1/3

暇潰し すたーと

「ジョシュー。依頼が、来ないよ」


お気に入りの椅子に腰掛けて、お気に入りの紅茶を飲みながら

某探偵風の服装の男性が声をかける。


「当たり前じゃないですか。そもそも僕らは、探偵業なんて

してないですからね?最近が忙しすぎただけですからね?」


「つれないなぁ。・・・暇なんだよぉ~。相手してくれよぉ~。また良い感じの依頼、持ってきてくれよぉ~」


いい大人が英国紳士風の格好で駄々をこねている姿は

なかなかに、ギャップがあって面白い。


「・・・そうですねぇ~」


僕の淹れた紅茶を、ふぅふぅと冷ましながら

キラキラと期待の眼差しを向けてくる。


「・・・では、師匠

依頼の代わりに、僕と推理勝負は如何でしょうか?

僕の提示する状況と謎、そして僕に対する質疑応答

その総合で僕の考えた答え、もしくは納得する答えに辿り着けるか。暇潰しには、丁度よいかと思いますが?」


≪推理≫という言葉に、師匠の顔つきが変わる。

鋭い眼光を放つ瞳に、少し怯んだ僕の姿が映っている。


「それは、私を相手に。推理で。君が。勝てる見込みがある、という事かな?」


いつものふざけた呼び方から、対等な相手への呼び方に変わる。

こと推理に関しては、この人は全力以上に本気だ。


「・・・はじめましょうか。僕らの、≪勝負≫を」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ