12/12
11
手で水を掬い、頭から被る。川の水は冷たく、戦いの余韻に興奮冷めやらぬ体と心の昂りを、熱を抑えてくれる。
色素の薄い肌はわかりやすく赤らんでいたが、少しすると落ち着いて元の白さを取り戻していた。ほこりや汗を手で揉んで落とす。
ここ数日で、日が暮れてから寝るまでの間に自分の体がどうなっているかの確認を済ませていた。
肉体を武器として戦うのだから、その性能を把握しておくというのは大事なことだった。もっとも、真面目半分の興味が半分ではあったが。
手で水を掬い、頭から被る。川の水は冷たく、戦いの余韻に興奮冷めやらぬ体と心の昂りを、熱を抑えてくれる。
色素の薄い肌はわかりやすく赤らんでいたが、少しすると落ち着いて元の白さを取り戻していた。ほこりや汗を手で揉んで落とす。
ここ数日で、日が暮れてから寝るまでの間に自分の体がどうなっているかの確認を済ませていた。
肉体を武器として戦うのだから、その性能を把握しておくというのは大事なことだった。もっとも、真面目半分の興味が半分ではあったが。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。