第2章28話「高級レストラン」
6月28日 午後4時29分 天魔堂開発室
今日の夜に放送される追加キャラの使い方の動画の調整が終わり、一同は一息ついた。
なお「やっと一段落だ。配信日も決まったし、しばらくはのんびりできるわね」
背伸びしながらコーラを飲むなお。
なお「次のDLCキャラの配信が終わったら、これの開発ね」
なおはとある本を読みながらそう呟いた。
のん「なおお姉ちゃん。そろそろ準備して」
なお「わかった」
本を置いてバックを肩にかける。
同日午後5時49分 高級レストラン「anbura」
夢麻「わぁ〜。ここって、今ネットニュースで話題の高級レストランじゃないですか!」
葵「5つ星で障害者の為の設備も整え、サービスも忠実だから予約じゃないと入れないらしいからね」
るな「アンタは行ったことないの?仮にもお金持ちの令嬢だったでしょ?」
葵「高級レストランは時々行ってたけどここは行ったことない」
るな「そうなの?」
ユウリ「せやけど、よう予約が取れたな」
なお「知り合いの知り合いに招待されてね。1度でもいいからここの味を知ってほしいからって」
店内に入ると、豪華なロビー。
…だが、車椅子用のバリアフリー通路が観葉植物で塞がれていた。
るな「何なの?障害者の為の設備があるって言ったのにあれじゃな使うに使えないじゃない」
のん「全く、ちゃんと機能してないじゃない」
なおはベルを鳴らして店員を呼び出した。
何かやる気のなさそうな店員が現れた。
なお「5時に予約した緑天ですが」
店員「…あぁ。確認しますのでそこの席に待っててください」




