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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
第2章第4ステージ「危機」
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第2章第20話「悪夢の取り調べ」

12月31日午前11時 夢麻のマンション


大掃除を終えて一息つくために2人はテレビを見ていた。


夢麻(大掃除も終わったし、今年も色々あったから来年はいい年になりそう)


そう思いながらみかんを食べている。すると、玄関のドアの外からノックがした。


夢麻(誰だろう?宅配や来客の予定なんて無いけど)


不思議に思いつつ玄関の扉を開けた。


外には警官数名が立っていた。


警官「加納夢麻。お前には逮捕状がある。署まで来てもらう」


警官の1人が夢麻の腕を乱暴に掴み手錠をかけた。


夢麻「な、何ですか!?私何にも…」


警官「黙れ社会のクズ!」


優香は異変に気付き慌てて駆け寄ろうとしたが、警官に「邪魔だ!」と突き飛ばされ、夢麻は連れてかれた。


優香は慌ててスマフォを取り出し電話をかけた。

















30分後 留置所


牢屋の中に乱暴に放り込まれる夢麻。


夢麻「ちょ、ちょっと!私何もしていないのに!」


警官達は無視して部屋を出て行った。


連絡手段も無いのでなお達にこの事態を伝えることはできない。


1人寂しく途方に暮れる。





どれぐらいたっただろうか、警察官が現れた。


警官「取り調べだ。来い」






取調室に連れてこられると、そこには2人の女性がいた。1人は見覚えがあった。


キザクラ「お久しぶりね。改めて自己紹介するけど、私は刑事をしている桃山キザクラ。こっちは妹で検事をしている桃山ユズ。取り合えずイスに座って」


またもやどこかで聞いたような苗字だが今はどうでもいい。夢麻は冷たい態度で静かに座った。


キザクラ「早速だけの、貴女の容疑はとある資産家の殺人容疑よ。この人物に見覚えは?」


写真を見せてきた。知らない顔だ。夢麻は首を横に振った。


キザクラ「そんな訳ないでしょう。ここ数か月被害者の家に出入りした記録が残ってるし、殺害の瞬間の目撃者も大勢いる。何なら、当時の防犯カメラを見せましょうか?」


夢麻「…事件が起こった日は?」


妹のユズはため息をついて口を開いた。


ユズ「死亡推定時刻は一昨日のお昼12時55分。ちょうど自宅で誕生日パーティだったから」


その矢先に事件が起こったのか。…けど、その日の時間なら、優香とゲームの協力プレイをしていた。


…が、オフラインのタイプのゲームの上、優香の事情じゃアリバイや証言は難しい。


大体、被害者の顔も家も全く知らない。何で自分を疑ってくるんだ?


その後防犯カメラの映像を見せられたが、「自分じゃない」と答えるも…。


キザクラ「貴女は一人っ子のハズよね?双子ならともかく同じ顔の人間が都合よくいるわけがない。どう見ても貴女よね?指紋だって一致したわ」


夢麻「…」


2人は舌打ちをした。


キザクラ「…まぁいいわ。翌日の裁判で有罪は確定だから、その裁判でいずれボロが出るわ」


2人は腕時計を確認した。


キザクラ「さて、貴女の家族構成を調べるついでに過去を調べさせてもらったわ。貴女、()()あるわね」


一瞬表情が歪んだ。


ユズ「資料によると、小学生の頃、幼稚園児の暴行や万引きを頻繁に行ってたみたいわね。…当時は未成年だから公にはなってなかったようだけど、いずれにしろ、お店や幼稚園児をいくつも絶望のどん底に落とした前科持ちの凶悪犯が今度は殺人。しかも貴女が作った先日発売されたばかりのゲームを買った人達はの見る目がどう変わるか…、貴女の顔や名前が載っているから人生が破滅するのはまず間違いない。すぐにでも貴女の会社の社長は貴女をクビに…」


夢麻「なおさんはそんな事をしない!」


勢いよく立ち上がり机を強く叩いた。


なお「なおさん達は何度も私達を助けてくれた!あの人達は正義感がとっても強く、悪い事は絶対に許さない人なの!私の生い立ちを知りながらも快く仕事や居場所をくれた!…第一その事件はアリバイがあるし、昔の事件は冤罪なの!親友を助けるために庇って彼女を虐めたグループが自分達がやった罪を擦り付けたのよ!訴えても取り合ってくれなかった!その場に居ない貴女達に何がわかるの!」


大声で訴えた夢麻に2人は驚いたが、すぐに冷静になった。


キザクラ「立派な事を言ったつもりのようだけど、世の中は理不尽な事が必ず起こるのよ。口で言っても世の中思い通りにならない。罪を認めなければ重くなるだけよ…」


しばらく無言が続いた。


キザクラ「まぁいいわ。…ここからは別件だけど、貴女、この写真の人物達に心当たりある?」


いくつかの顔写真を見せてきた。


何人かは見覚えある。過去になお達が改心してきた人達だ。


キザクラ「…心当たりあるみたいわね。うち1人は貴女が以前勤めてた会社の元社長。1人はある障碍者に中傷してとある遊園地に大ダメージを与えた元教師。1人は秋葉原を破壊しようとした水無月グローバルアミューズメントの元社長。一見別々の事件に見えるようだけど、共通点は3つ。被疑者達は非道な犯罪をしていた事。天使のような悪魔のような人がいたとの目撃証言。そして、必ず貴女かその関係者が絡んでいた事」


ユズ「確かに彼らがした事は許されざる犯罪だけど、貴女が絡んでる事は偶然とは思えない…。どうなの?」


……。恐らくなお達の事を言ってると思うが、どう答えればいいかわからなかった。異世界から来た何て流石に信じてもらえそうにない。そう言う顔をしている。


キザクラ「まぁいいわ。続きは明日の裁判の後。貴女が有罪になる確率は100%。勝ち目なんてない。貴女に全てをひっくり返す程の優秀な弁護士でもいない限りはね」


















…あれから1時間。


今は鉄格子の中。


みんなは今頃どうしているだろうか。


すると、警官が来た。


警官「面会だ。来な」












面会室に入ると、ガラスの向こうには、なおと優香、そしてユウリの3人だ。


夢麻「みんな!」


なお「遅れてごめんね。優香から話を聞いて来たんだけど、面会の手続きに手間取ってね」


夢麻「そうか…」


なお「それで、何があった?警察に連れてかれてから」


夢麻は連行されてから取り調べ室の事を全て話した。


なお「やっぱりね。のん達に別行動で調べてもらってさっき聞いたけど、その警察官達には魁天魔が涵養していたって」


夢麻「じゃあ今度の一件は…」


なお「あいつ等の仕業で間違いないわね。…しかし過去の冤罪を利用するなんて。奴らの中で冷酷で残忍な性格をした奴がいるって聞いた事があるけど、そいつが手引きした可能性が高いわね。…けど、一番驚いたのは…夢麻を取り調べをした2人」


夢麻「あの刑事と検事の2人?」


ユウリ「実は、前にも言ったと思うんやけど、その2人、ウチの姉ちゃん達や」


夢麻「えぇ!?そうだったの?どこかで聞いたような苗字と思ってたけど…まさかユウリちゃんのお姉さんだったなんて…」


ユウリ「言い方は悪いと思ったけど、根は正義感が強い良い姉ちゃんや!両親を早く無くしたから母親代わりに育ててくれたんや!…ここ数年は冷たくなってしまったやけど…」


夢麻「いいのいいの!もう気にしてないから」


なお「夢麻の過去を調べるように吹き込んだのは恐らくさっき言ったヤツの仕業だろう。一刻も明日の裁判を何とかしないといけないけど、今度ばかりはアタシでもどうにもできない」


夢麻「そんな!?他に方法は!?」


なおは何度も何度も考えた。


そして大きくため息をついた。


なお「…仕方ない。少々不安だけど、顧問弁護士に頼むしかないわね…」


夢麻「え?ウチの会社、顧問弁護士何ていたんですか?」


なお「まぁ…。肝心な時に抜けてるから言ってなかったから。…けど、イザの時は本領を発揮するわ。1()0()0()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だからね」

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