第2章第15話「調査1」
8月10日午前11時50分 都内のとある場所
サイボーグガールズの打ち合わせがとあるファミレスで行われると情報をつかみ、のんとるなは変装してそこに向かった。
作者の「青木桜」が既におり、2人はさりげなく後ろの席に座った。
さりげなく注文を取りながら様子をうかがうと、編集者らしき人が来た。
編集者「お待たせしました青木先生」
るな「あの人が編集者みたいね」
ドリンクバーで汲んだリンゴジュースをストローで吸い上げながら確認する。
編集者「ではネームを」
青木先生はカバンからネームを取り出した。
のん「ネームって確かマンガを描く時の下書きのようなものよね」
編集者がネームの内容を確認した。
編集者「先生、ここの場面ですけど、ここはドッジボールをやった方がいいです」
ドッジボール!?あのマンガはバトルマンガでスポーツ物ではないぞ。
編集者「あ、ここでは主人公のセリフは『とほほ~』で」
青木「あ…はい…」
半場諦めの表情で返事をする。
るな「(小声で)少しは戦いなさいよ。自分のマンガでしょ」
のん「なるほど。編集者の言いなりでマンガの内容がおかしくなったのね。けど、どうして反論しないのかしら、ここは今出版社にいるりおお姉ちゃんに伝えないと」
同日12時 出版社前
近くで待機していたりおが、メールを開いた。
りお「ようやくですね」
スマフォをしまい、りおはアロマと共に出版社に向かった。
りお「さて、パスはちゃんと持っています?」
アロマ「勿論だ。常に持ち歩いているからな」
「スパイパス」
それは潜入調査する為に開発されたパスで、これにより従業員になりすませる事ができ、何の不信感も持たれずに調査ができるのである。
実はなおも以前「ホーリーズ」に潜入した時もこれを使っており、これがきっかけで夢麻との出会いをしたのである。
ただし、これが悪用される場合もあり、過去にもこれを利用した銀行強盗騒ぎが起こったことがある。現在は決められた職の決められた人物しか所持が許されていない。
2人は編集部に入り、パスのおかげで誰も不振に思われてない。
早速調査開始をしようとした所、どこからか罵声が聞こえてきた。




