第2章第10話「刑事と悪夢と」
桃山キザクラと名乗る刑事が夢麻に話しかけてきた。
桃山…またもやどこかで聞いたような苗字だが…夢麻は深く政索しなかった。
夢麻「あの…何か?」
キザクラ「貴女、昔犯罪を行っていたのは事実かしら?」
その言葉で一瞬動揺したが、すぐに冷静になった。
夢麻「何でそんな事を?」
この事を知っているのは自分と天魔堂の皆のみだが、彼女は警察だから、資料で確認したのかも。だが、小学生の頃とはいえ、なぜこの事を今さら?
キザクラ「ある匿名の手紙が私の所に届いてね、小学生の頃とはいえ犯罪を犯した貴女がまた犯罪を犯していると書かれていて聞きに来たのよ」
犯罪を犯している?
あの時は冤罪で、学校ぐるみで隠ぺいされて、自分達家族を不幸のどん底に追い込まれた。訴えても何もしてくれなかった警察が自分に犯罪を行っていると誰が送ったかわからない手紙でまた自分を責めようとするなんて。
大体夢麻はゲームで皆の笑顔のために作り、なお達天魔達と共に悪を成敗し弱気を助ける天魔のマイパートナーである。犯罪をやっているわけがない。
夢麻「用が無いのでしたら失礼させてもらいます」
そう言って2人はマンションへ入っていった。
それを見届ける桃山キザクラ。
キザクラ(…彼女に何かあるのは間違いない。当時の資料を確認したけど、不可解な所がいくつもあった。あの匿名の手紙はどういう意味で送ってきたかは知らないけど、調べなおす必要があるわね…)
その様子を空高くから見ていたものがいた。
アゲロス「他の者は真に受けているが、あの女は半信半疑ですか。まぁ、少しずつ蓄積するとして、そろそろあちらの方の出来はどうでしょうか…」
奇妙な笑いをしながら闇に消えていった。
1ヵ月後の休日 天馬堂
今日は会社休みで一同はのんびり過ごしていた。
なお「あ~。久しぶりにゆっくりできるわ」
借りてきたレンタルDVDで映画を観ながらコーラを飲んでいた。
なお「そういえば、アンジュとブロリの釈放条件であるリストを確認しときゃなきゃ」
映画が終わり、お昼のニュースに切り替えてからリストをチャックする。
残りは1人だが、これはとても凶悪な人物だった。
なお「ほ~なるほど。そう言えば今ニュースでその事がやっているわね…。仕方ない。休みはもう終わった上おせっかいだけど、今回ばかりは手伝わないとね」
テレビのニュースには、「悪夢のような出来事。芸能人が次々とSNSによる自殺」が報道されていた。




