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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
第2章2ステージ「悪夢」
78/123

第2章第9話「ルドール・ハルトマン」

6月12日 日本時間午後8時14分 P3会場


天魔堂が開発したゲーム「NEWLANDクロニクル」の発表を大絶賛で終え、帰り支度をしていた。


アンジュ「結局何にも起きなかったわね」


なお「まぁ何も起きなかったんだからいいじゃない」


荷物を詰め終え、帰ろうとした時だった。


部屋の外にノックがした。


?「ミスカノウはいらっしゃるましょうか?」


夢麻「あ、はい。どうぞ」


中に入ってきたのは、スーツを来た男性だった。


夢麻「あ、貴方は確か、アメリカで有名なゲーム会社の…」


「ルドール・ハルトマン」


彼はアメリカの大きなゲーム会社「ビッグバンゲームズ」の3代目社長で、この会社で開発されたゲームの売り上げが1つの作品で1000万本を軽く超え、日本でも約300本販売されており、ゲーマーを含めたゲーム業界なら知らない者はいないという。


ハルトマン「貴女方のゲームプロモーションは素晴らしいです。あのような素晴らしいゲームを見るのは久しぶりです」


夢麻「あ、ありがとうございます!小さい頃から考えたゲームです!」


ハルトマン「これはこれは。その頃からの夢が現実になるといいのですね」


その言葉で夢麻は笑顔になった。


ハルトマン「発売日にはまた顔を見せますが、一つだけ言っときます」


夢麻「な、なんでしょう…?」


ハルトマン「今回のプレゼンで貴女の名前が世界中に広がります。今後は最低でもボディーガードを2人位付ける事を薦めます」


夢麻「はぁ…。わかりました」


ハルトマン「言いたいのはこれだけです。今後の貴女の活躍に期待します。では」


そう言ってハルトマンは退室した。


夢麻「ビックリした。まさかあの有名な人に期待されるなんて…」


なお「えぇ。アタシも実際に会うのは初めてだわ。さすが『()()()()()()()1()0()』のひとり。オーラが違うわ」


『ビッグゲームズ10(テン)


世界に展開する有名なゲームクリエイター達の事であり、様々なジャンルのゲームのトップが集結された称号である。2年に1度に人気投票によって入れ替わりがあるが、過去には10年間ビッグゲームズの座を保っていた者があったとか。


アンジュ「よくわからないけど、結構有名なのね」


夢麻「有名って程度じゃありません!ゲームのクリエイターなら誰もが憧れる称号ですよ!」


アンジュ「わかったわかったから!」


呆れてため息する。












同日午後10時1分 帰宅道


やっと日本に戻り、一同は解散して帰宅路についた。


アンジュはなおに頼まれて、夢麻と優香を家まで送っている。


アンジュ「全く…ナオ(アイツ)ったら、人使い荒いんだから…」


ブツブツ言うアンジュ。


アンジュ「で、後どれぐらいで着くの?」


夢麻「あそこです」


マンションに指をさす。


アンジュは入り口前まで送り届けて帰っていった。


夢麻「やっと帰ってきたね。ご飯食べて寝なくちゃ」


優香は頷き、マンションに入ろうとした時だった。


???「ちょっといいかしら」


後ろから声がし、振り向くと、スーツを着た女性が立っていた。


夢麻「あの…何か?」


???「加納夢麻さんですね?私は警視庁の『桃山(ももやま)キザクラ』と言います。少しお話をよろしいかしら?」

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