第2章第3話「天使と竜と紋章の」
1時間後
何とかウィングが落ち着き、ブロリとアンジュリーゼがいる監獄へ案内される。
ウィング「そういえば、じゅうにてんおうのこと、どこまでくわしいのだ?ひゅーまんぞく」
夢麻「十二天王?…よくわかんないけど、試験受けてなれるとか、他の天魔達よりすごいとかしか」
ウィングはため息をつく。
ウィング「すこしはきょういくさせたらどうなんだなお?」
なお「悪かったわね教育なってなくて。こっちもゲーム作りで忙しいから…」
ウィング「まぁいい。すこしだけならおしえてやろう」
十二天王
先にも話した通り、厳しい修行等を乗り越えた者が十二天王になれる天使、悪魔に天魔のエリートチームである。基本的に修行や試験を行って初めてなれるのだが、中には彼らに後継者として指名され修行を行って十二天王になれる事もあるらしい。
天使は「天使四天王」
悪魔は「悪魔四天王」
天魔は「天魔四天王」
と種族別に分かれており、それぞれ男女2人ずつ構成されている。
ウィング「おまえたちはせいざのことしっているな?」
夢麻「星座?知ってます。おうし座とかふたご座とかの十二星座の事ですよね?」
ウィング「むかし、はちてんおうだったころにてんまがくわわってじゅうにてんおうにかいめいするかいぎがあってな、ひとりひとりにせいざのなをかんするもんしょうをあたえられることになったのだ」
星座の紋章か。今思えば十二天王と星座の数が同じだ。
のん「ちなみに、紋章を与えられる星座は決まっていて、天使はおひつじ座・おとめ座・いて座・うお座よ」
りお「悪魔はおうし座・かに座・しし座・さそり座の紋章のどれかが与えられますわ」
夢麻「じゃあ天魔であるなおさんは、ふたご座とてんびん座とやぎ座とみずがめ座のどれかを持っているのですか?」
なお「その内のひとつ『ふたご座の紋章』をね。話が長くなりそうだから今は言えないけど、もちろんそれぞれに効果を持っているから」
紋章の効果か。一体どんな力があるだろうか。
ウィング「ついたぞ」
目線の先には何やら大きな装置があり、その装置には、乗り物ようなものが乗っていた。
ウィング「しっているとおもうが、ツインプリズンタワーのろうごくでは、あくまでつみがかるいざいにんがとうごくされるのだが、このそうちはきょっけいのざいにんがここでつくられたいせかいがたのろうごくにいけるのだ」
異世界型の牢獄!?異世界まで作れるのか!?
マグマ「ちなみに、この装置を動かせるのは所長と副所長のみです」
マグマが操作盤らしき物に移動しながら説明する。
ウィング「では、どっちからむかえにいくか?」
なお「任せるわ」
ウィング「じゃああんじゅのところへいくぞ。1びょうでもながくぶろりをここにいたせたいから…」
もうツッコむ気にもなれない。
全員乗り物に乗り、マグマが操作盤を操作した。
マグマ「では、お気を付けを」
一同を乗せた乗り物は、光の中へ入っていくのであった。
光の中から抜け出すと、広い平地が広がっている。
葵「極刑の割には、静かだな」
見渡す限り木や岩に草があるだけの静かな草原である。
ウィング「いまのところはな…。ずじょうにきをつけよ」
さいしょはその意味が分からなかったが。すぐに理解できた。
空に何かが飛んでいる。
あのシルエット…。翼にふと長いしっぽ。何か口から火を噴いている。
夢麻「もしかして、ゲームとかに出てくるドラゴン!?」
ウィング「あぁそうだ。このいせかいはきょうぼうなドラゴンがいっぱいせいそくしてな、しゅうじんにはここでほうりだされるのだ」
確かにある意味やばそうだ。
居場所でもわかるのだろうか乗り物で目的地に向かう。
道中はいろんなドラゴンを見かけるのだが、中には…。
優香「あれ…ティラノじゃ?」
視線の先には、なんと、恐竜の王のティラノザウルスがおり、こちらを見るや、突進してきた。
ウィングはハンドルを切り、よけた。
葵「図鑑とかと同じ姿だ!…じゃなくて!何でティラノが!?」
ウィング「あれだけじゃないぞ。くびながりゅうとかそうしょくきょうりゅうとかいっぱいおるぞ」
なお「またお得意の品種改良か。変な実験ばかりして」
ウィング「そういうな。そろそろつくはずだ」
すると、遠くで大きな爆発音がした。
ウィング「おーやってるやってる」
視線の先は、多くのドラゴン達が囚人らしきひとりの女性に襲い掛かっており、その女性は、銃器らしきものでドラゴンと戦っている。
なお「ちょっと苦戦しているみたいね。手伝いに行っていい?」
ウィング「ごじゆうに」
許可をもらい、なお達姉妹はジャンプして女性のそばに着地した。
なお「久しぶりね。天使四天王のひとりでいて座の紋章使いの『アンジュリーゼ』」




