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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
第2章1ステージ「新たなる出会い」
70/123

第2章第1話「ツインプリズンタワー」

初めから

→前作を引き継いで初めから

オプション









4月19日午後11時50分


2人の親子が、自宅である大きな屋敷の中をおびえながらうろついていた。


それもその筈。とある噂を聞いて、何かに恐れていたからだ。


親子は拳銃を持って警戒していた。


雷鳴が轟くと、窓が割れた。


そこには、大男とそれより少し低い女がいた。


親子が驚き拳銃を落とした。


大男「虐めとネット中傷常習犯の黒田和樹(くろだかずき)とその親父でネット中傷を中心にマッチポンプをしている悪徳裁判官黒田源三(くろだげんぞう)!血祭りに来た。お前達を改心という名の地獄へとな」


黒田源三「た、助けてくれ…!」


大男「時間だ」


時計が12時になった瞬間、屋敷から銃声が響き渡った。









10日前 午前9時25分 ロストスカイシティのバー


なお達は注文したドリンクを飲みながら絨毯(マイカー)を取りに行っているるなを待っていた。


なお「全く。絨毯を取りに行ってからどんだけ時間かかってるのよ」


夢麻「るなさんは悪気あって遅れている訳じゃないから」


なお「それはそうだけど…」


3ヶ月前に姉妹全員人間族(ヒューマン族)とのマイパートナー契約を完了でき、表向きはゲーム会社の社員。その裏は弱気を助けて、悪を改心する天魔と人間との友となったのである。


店の扉が開き、るなが来た。


なお「遅いじゃない!また変な物でも買ってたんじゃないの?」


るな「買い物依存症みたいに言わないでよ。絨毯のカギが見当たんなくて探してたのよ。外に停めてあるから早く乗って」


そう言ってるなは店を出る。


なお「全く…。マスター、代金」


そう言ってなおは全員分のドリンク代を支払い、店を出た。





全員るなが運転する絨毯に乗り、目的地へと飛んでいく。


葵「そう言えば聞いてなかったけど、どこへ行くの?もうすぐp3が始まるから忙しくなるのに」


りお「その為にちょっと用心棒を連れて行こうとその人物に会いに」


ユウリ「用心棒やと?どこにおるんや」


るな「…刑務所」


それを聞くと、夢麻達は驚いた。


葵「刑務所って…何で!?ってかアンタ等の世界にも刑務所なんてあるのか!?」


りお「もちろん良い人ばかりとは限りませんわ。魁天魔程ではありませんが、悪い方もいますわ」


刑務所だなんて、なんかぞっとしてきた。


葵「何で刑務所なんかに?」


なお「その2人はアタシと同じ十二天王なんだけど…」


夢麻「十二天王!?なおさんと同じの?」


十二天王とは天使と悪魔、天魔の各4人が集まったエリートの事であり、なお曰く普通の天魔達には対処できない悪人の改心や弱き人間の救済等を行うのである。


葵「な、何で刑務所なんかに入っているのさ!?意味わかんないわ!?」


亜子「きっとおやつのつまみ食いとかしたんじゃないのか?」


巫女「それか、道に落ちている小銭をネコババしたりとか」


そんなんで刑務所に入るわけないのだが。


りお「そのお二方はちょっとした問題児で、本当は他の十二天王の方々も連れていく予定だったのですが」


のん「行きたくなかったのよ。『やだ』って」


問題児…。一体どんな罪を犯したんだろうか。


るな「そろそろ見えてきたわ」


向こうには、大きな牢獄が大量にぶら下がっている巨大な塔が建っている。


その下には、溶岩がぐつぐつと煮えている。


なお「あれがこの世界の刑務所『監獄塔(かんごくとう)』よ。脱走した者は1人もいない難攻不落の塔で通称『ツインプリズンタワー』」


葵「ツイン?1本しか建ってないけど?」


しゃる「もう1本はこの下」


指をさした方は溶岩だった。


なお「そう。もう1本は溶岩の中。特殊な鉱石で作られて溶けることは無いけど、特殊な耐熱スーツが無いと耐えるのは困難」


夢麻「すごく厳しそう。重罪の人は溶岩の熱に投獄されるのですね」


なお「いや、それはあくまで罪が軽い方」


葵「軽い方って…あれが?」


なお「詳しい事は後で。降りる準備して」


入口の前に停め、大きな門の前に立つ。


門がひとりでに開くと、悪魔の翼が生えた大きな大男が立っており、なお達を見ると礼をした。


大男「お待ちしてましたナオ・グリーンスカイご一行様。私はここの副所長を務める『マグマ・ドラッド』と申します」

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