第64話「意識の中の世界3」
なお「はぁぁぁーーー!!」
なおは母親で母親のゾンビを切りつける。
のんと葵は天魔銃で射撃するが、一方に減る気配がない。
るな「減るどころか、ますます増えてるじゃない!」
どんどん広場の中央に追いつめられる。
葵「ねぇ、ゾンビに噛まれたら、噛まれた人もゾンビになるんじゃ…」
のん「意識の世界じゃそんな事はないはずだけど、魁天魔の事だし、何か仕掛けているかもしれないわ」
警戒しながらもこの状況をどうするか考える。
顔を青ざめながらりおの後ろに隠れるしゃる。
るな「といっても、しゃるがあんなんじゃ、強行突破は難しそうね」
夢麻「そういえば、ゾンビの弱点、ゲームやアニメとかにもよるけどあったはず。火とかお日様のに光とか、塩とか」
葵「なぜ塩なんだ?」
夢麻「けど、光はともかくそんなの都合よく塩とか持ってないし…」
なお「塩はないけど、炎なら出せるわ」
葵「炎は出せるって、ライターとか言うんじゃ…?」
なお「そんな可愛いもんじゃないわ」
なおは剣の中心にある緑の丸い玉に触れ、刃が炎に包まれた。
なお「契約の武器に付いている玉に触れて炎・水・風・氷・雷・毒・土・鋼のどれかを思い浮かべれば、色んな属性が使えるわ」
夢麻「すごい!」
葵「…て、そんなのあるなら始めから言いなさいよ!…なら早速」
銃と斧に付いている玉を確認する。葵とのんはピンク、るなとユウリは赤である。
葵(炎出ろ炎出ろ炎出ろ…!)
強く念じると、銃口に火が噴き出て、斧の刃に炎が灯った。
葵・のん「「くらえ!」」
銃弾が発射し、ゾンビに命中すると、大爆発が起きた。
葵「すごい威力だ…!」
なお「アタシ達も行くわよ!」
4人はゾンビに向かって走り出した。
同時刻 ???
???「ミオ様。…様が数年前に仕掛けた『筋力と負の心増加剤』の試作型の1つである蓄積タイプの報告が。ここの負のエネルギーが予想以上の量と質が出ていると」
ミオ「またアイツの変な研究で作ったくだらない薬か。エネルギーがこの数十年大きく上がったのがいいが、少し気に入らないわ」
???「それと、その娘の意識の中になおとその姉妹と契約者達が入り込んでいるようですが、数年蓄積したあの空間の中にいる意思が芽生えた植え付けた薬には流石には勝つことができないでしょう」
ミオ「またアイツ…、よくもまぁ下らないことを思いつくわね。…❘なお《アイツ》の事は甘く見ない方がいいわ。アイツの事はアタシが良く知っているから。それより、あの2人が近々例の場所から出所すると言う話は本当なのか?」
???「あくまで噂ですが、その可能性が高いかと」
ミオは肘掛で頬をついた。
ミオ(最悪の悪魔のブロリと最悪の天使アンジュリーゼか。場合によってはなおより恐ろしいかもしれないわ。もしもの際に備えないとな…)
なお達が炎攻撃で次々とゾンビ達を焼き払い、どんどん数が減っていく。
ユウリ「やっぱり炎が弱点やったみたいやな」
るな「これならここから逃げれるかもしれないわ」
すると、ゾンビ達の様子がおかしくなった。
ゾンビ達が広場から次々と離れていく。
夢麻「え?ゾンビ達の方が逃げていく?」
なお「アタシ達に恐れて…には見えないわ。慌ててたには見えない…」
急に静かになり不気味さが増す。
なお「ここは背中合わせで死角をカバーするわ。何か仕掛けてくるかもしれない」
りお達を中心に広場の外に向けて構える。
すると、地面が揺れだした。
辺りを見渡す。
階段の反対側から大きな音がする。
なんと、山みたいに巨大化した母親のゾンビが現れた。




