第61話「意識の中へ」
『魁天魔』
何度か事件を起こした謎の異世界の組織であり、なお達が一切何も話してくれないから、素性が謎に包まれている。
なお「魁天魔だって!?」
りお「それも今日昨日着いていたじゃないですわ。少なくとも、7年位」
葵「7年って…計算だと、確か母親が自殺した時期と一致しているけど…」
りおは立ち上がり、顎に手を当て、考え込んだ。
りお(魁天魔…一体彼女に何かを仕掛けたのがわかっていますけど、一体何の目的で…)
すると、亜子と巫女がなお達に突っかかってきた。
亜子「シャチョー達、人間を助ける仕事をしているって言ったよな!」
巫女「ここを助けて!お母さんのように失いたくないから!」
なお「ちょっと待って!落ち着きなさい!」
なだめるなお。
なお「とりあえず皆を集めよう。もちろんユウリも」
1時間後、ソプラに呼び出された一同が事情を聴いていた。
のん「そうか。だったらすぐになんとかしないと」
ユウリ「けど、どうやって、解決するんや?」
なお「もちろん方法があるわ。るなが前に衝動買いした他人の意識の中に入れる『イシキシノビコメール君3号』(税込み3スタークリスタル)を使ってね」
るなが小さなカプセルを取り出し、床に置くと、巨大な装置が現れた。
るな「これは、アタシ達の世界の子供達が夢の中で大人数で遊ぶ目的のために作られたマシーンだけど、最近では精神的に追い詰められた人間の意識の中に入るための応用タイプも開発されて、今あるのがこれなのよ」
のん「衝動買いだけどね」
るな「うっさい!」
るなは「メイン」と書かれたヘルメットを装置から外した。
るな「確か、対象の意識の中に入るには、その対象に『メイン』のヘルメットをかぶせればいいはず」
るなはいまだに眠っているここにそのヘルメットをかぶせた。
るな「アタシ達は、この『サブ』のヘルメットをかぶればいいわ」
いくつものヘルメットを出し、なお達や夢麻達に渡した。
るな「ダメと言ってもついていくと思うから渡しとくわね」
そういいながら装置を動かした。
るな「ちょっとだけ起動に時間かかるからかぶって待ってて」
なお達はヘルメットをかぶった。
なお「そうだ。りおにしゃる。二人にはこれを」
なおはあるものを取り出した。
りお「これは…『契約の腕輪』!しかも二組…!」
なお「わかっていると思うけど、人の意識の中に入ったら、何が起こるかはわからない。念のために渡しとくから」
そう言ってりおとしゃるに渡した。
しゃるは、渡された腕輪に違和感を感じた。
しゃる「これ…」
すると、装置が動き出した。
るな「準備できたわ。しっかりヘルメットかぶって」
るなもヘルメットをかぶり、一同の意識が落ちていく……。




