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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ13「レッテルと幻影そして契約」
62/123

第59話「レッテルと親権停止と」

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始めから

オプション


『プレイデータ』

第12章までクリア

プレイ時間15:46






1月6日 天魔堂 8時30分


今日は年が明けた今年最初の仕事の日だ。


いよいよ夢麻が考えたゲームの開発が終盤に差し掛かり年内には発売を予定している。


なお「さて、完成までもう少し。今度のP3で、PVの制作しないと」


なおは自室から出て、エレベーターで制作室に向かった。


なお「姉妹の中で契約していないのはりおとしゃるの二人だけ…。()()()()()()()()()()()()契約すればいいけど…」


目的の階に着き、エレベーターから降りた。みんなはもう集まっているようだ。


なお「みんなおはよう」


一同も「おはようございます」と返事した。


なお「今日はP3用のPV制作を取り掛かるから頑張っていくわよ」


こうして今年最初の仕事が始まったのである。





同日午後11時50分


なお「ふぅ…。残り半分は午後にやるとして、そろそろ休憩に入るか」


席を立とうとしたときに、夢麻からのパソコン経由のメッセが届いた。


なお「?何かあった?」


メッセを開くと、何か相談事が書いてあった。


『なおさん。また優香ちゃんの事で相談が。休憩時間で大丈夫ですか?』


なお「…またネット中傷の事か。『わかった。お昼に食堂で』」






15分後 食堂


なおはとあるコミュニケーションのSNSを見た。


相談内容は、レッテルを張られた優香に誹謗中傷する悪質ユーザー達のことだった。


彼女と出会うきっかけになった2年前の年末で岩富がスマシスの事で誹謗中傷し続けて、真に受けた他のユーザー達にも誹謗中傷をしていたのである。


発売前のゲーム大会で一旦落ち着いたが、半年前にまた始まり、何度かはなお達が罰ゲームを執行したが、未だに収まる気配はない。


なお「一度レッテル張られたら、半永久的に消えないよのね。流石にここまで来ると難しくなってきたわね」


夢麻「何とかなりませんか?何度も運営に訴えても取り合ってすらもらえないみたいで」


なお「アタシ達5姉妹だけじゃ人手不足よね。…けど、天魔四天王のアタシが他の天使や悪魔に天魔に頼むのはやりづらいわ…」


?「なら、有原姉妹に頼むのはどうでしょう?」


冷やし中華を乗せたお盆を持ったりおが現れ、席に座った。


夢麻「あの二人に?どうしてですか?」


りお「なお。知っていると思いますけど、彼女達はクリエイター技術だけじゃなく、ハッカーとしての才能がありますわ」


夢麻「え?そうなんですか?」


なお「ハッカー…。確かプログラムを解析して侵入するという…。確かにハッカーなら相手を特定するのは簡単だけど…それでどうする気なの?」


りお「そこは私の力で…。詳しいことはまた後で…」








同日午後7時 五軒茶屋路地


有原姉妹が住んでいる喫茶店に向かうなおとりお、そして夢麻と優香と葵。


夢麻「他のみんなを連れてこなくてもいいのですか?」


なお「大人数で行くような事じゃないし、亜子と巫女に頼んですぐ終わるから」


優香「それ…フラグ…」


りお「確かに。そんな事を言うと厄介事が起こるってよくあるですし」


なお「悪かったわね。わかりやすい事を言って」


笑いながらソプラに向かう一同。…まさかこののやり取りが現実になってしまうことが、この時は誰も思わなかったであろう。








なお「着いた着いた。ここね」


ソプラに着いた一同。


なお「さて、とっとと済ませて、ここのコーヒーでもいただこうかしら」


葵「ただいまー」


扉を開けると、マスターの竜二郎と、…?先客?


スーツの女「手紙、読んでいただけました?」


すると、竜二郎はこちらに気付いたのか口を開いた。


竜二郎「…アンタだな。葵達(こいつら)末っ子(ここ)の事を吹き込んだのは。余計なことをしてくれたな。言っとくけど、()()の事なら話す気はねぇからな」


スーツの女は不思議そうな顔をした。


スーツの女「吹き込んだ?何の事です?…とにかく、親権停止もやむなし。ということでよろしいでしょうか」


親権停止?理子(りこ)?何を言っているだろうか。


スーツの女「お宅の家庭状況にお嬢さん達の状態。有利なものは1つもありませんけど?家裁でも出します?100%こちらが勝ちますけど?虐待の疑い、親権停止は免れないでしょう」


竜二郎「そこまでするか。()()の事はしらねぇぞ」


スーツの女「そうでしょうか?『天使と悪魔実在説』がこの数年起きている不可思議な事件にかかわっている以上…」


竜二郎は舌打ちをした。


竜二郎「降参だよ」


スーツの女「では後日改めて連絡します…」


竜二郎「言っとくけど、アンタの聞きてぇ事は何もないぞ」


スーツの女「有用かどうかはこちらが決めますので。今度は、コーヒーでもいただくので」


スーツの女がなお達とすれ違い、店から出た。…あの顔…誰かに似ているような…?


竜二郎「全く…。人をイラつかせる女だ」


葵「なぁマスター。親権とか虐待とか言ってたようだけど?」


竜二郎「お前には関係ねぇ。それより、何でそいつらを連れてきた?」


夢麻「あ、亜子ちゃん達と会う約束を…」


竜二郎「そういえばあいつ等、帰ってきたらそんな事を言ってたな。…まぁいい。あまり深くせいさくするな。…俺は帰るから店閉めとけ。上にいるからな」


そう言って店から出る竜二郎。


天使と悪魔実在説…か。そう言えば、姉妹歓迎会の時にそんな事を聞いたような…?

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