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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ2「末っ子のんと踏みにじられた夢」
6/123

第5話「再びの始まりの入社」

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始めから

オプション

『プレイデータ』

第1章までクリア

プレイ時間01:01





1年前のとある専門大学


ある一人の女子大生が大学の屋上に立ち、その直後、自身の身を投げ出した。


それを目撃した大学生達が悲鳴を上げた。


その女子大生の遺書には、「私の愛するゲームのヒーローの為に血を捧げます」と書かれていた。





現在


加納夢麻(かのうゆま)は、先日ある理由でゲーム会社をクビにされていたが、その会社の上司であった「緑天なお(みどりそらなお)」によって不正が暴かれ、名誉挽回してくれたが、それ以上に驚いたのは今見ている光景だった。


先ほどのボロの木の小屋に入ると、そこは高級ホテルのフロントのような所で、なおは曰くゲーム会社『天魔堂(てんまどう)』の社長を言い出したのであった。物語は再びここから始まったのであった。




なお「…あれ?」


よく見ると、夢麻は硬直している。どうやらあまりにも驚いて気絶しているようだ。


なおは近づいて喝を入れた。


夢麻「っわ!…って、なおさん!?k、ここは!?」


なお「ゴメンゴメン。突然だから驚かして。ここでは何だし、場所を変えようか。ついてきて」


そう言ってなおは移動し、夢麻は後をついてきた。


何故かエレベーターがあり、二人は乗り込んだ。




アナウンス「30階。『姉妹の住宅階層』でございます」


あの小屋、30階もあるの!?と驚きたいけど、夢麻は黙ってついていく。


少し進むと、「なお姉の部屋」と書かれたドアの前に止まった。


なおは扉を開けて、「どうぞ」と促した。


中はまるで高級マンションのような部屋であった。


2つのソファーにキッチンにテーブル。TVまである。


なお「とりあえずソファーに座って。飲み物出すから」


そう言われて、夢麻はソファーに座った。


なおはコーラとコップを持って来てテーブルに置いて向かい側のソファーに座った。


なお「…さて、どこから言おうかしら?」


夢麻「あ、あの!これは一体…。なおさん…貴女は…」


なお「そうね…。順を追って説明するわ。最初にまず、アタシは人間じゃないわ」


夢麻「人間じゃない?」


なおはコーラを注ぎながら頷いた。


なお「この世には天使と悪魔が存在して、弱気な人間達を力になって救い出していたの。けど、いつの頃か、かなりの大昔に天使と悪魔の存在を忘れ去られて、今では10分の1に減ってしまったの。おかげで全部の人間を救うのは難しくなったの。アタシは天使と悪魔のハーフ。ハーフはさらに4分の1しかいないから、ある意味希少なの」


なおはコーラを少し飲んだ。


なお「ハーフの種族は、最近会社のいじめやネットとやらのいじめを専門し、救済をしているの。アタシ達5姉妹は特にゲーム関連に興味を持ってこのゲーム会社『天魔堂』を立ち上げたの」


夢麻「た、立ち上げたって…なおさんはあの会社の社員じゃなかったんですか!?」


なお「実はあの会社の社長に良からぬ噂を聞いてね、あの社員達の記憶を少しいじって調査していたけど、後は分かるわよね?」


夢麻は先日の出来事を思い出していた。


なお「しっかし、ゲームはとっても面白いよね。色んな形があるし、やり始めたら、なかなかやめられないんだよね。会社を立ち上げた本音はこっちだったりして」


夢麻はちょっと苦笑いした。


なお「しかし、確信を持ったのは夢麻がクビにされた後だったから、うかつだったわ。もっと早く気づいていれば別の結果になってたかもしれないわね。…夢麻、1つ提案だけど」


夢麻「な、何ですか?」


なお「お詫びとして何だけど、アタシの会社に入らない?勿論、あの鬼畜社長のような事をさせないから」


夢麻の目は輝きだした。


夢麻「なおさん!はいっ!喜んで!」


なお「決まりね!早速だけど、『スマシス』の背景頼んでいいかしら?」


夢麻「え?スマシスって、開発はあの会社のハズじゃ…」


なお「あんな結果になったから、アタシ達が引きついたわ。このゲームが完成したら、次は貴女の物語を開発してあげるわ」


夢麻「え!?ホントですか!?」


なお「約束するわ。早速取り掛かってくれるかしら?」


夢麻「はい!」


二人は、約束の握手をした。

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