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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ12「ツンデレと○○と契約と」
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第54話「るなとユウリと3300万」

10月5日 電車の中


ユウリは自分の歓迎会をする店に向かっていたのである。


ユウリ(目的の駅に着くまで時間あるし、ネットのニュースでもみるっか)


ユウリはスマフォのニュースの記事を見た。


「子供と若者を中心に狙っているフィッシング詐欺の犯罪グループ未だに捕まらず」


「いよいよ発売が来月に迫ったカプモンの最新作」


「先日起きた水無月氏の突然の謝罪の続報」


ユウリ(水無月…ウチの会社の社員にもそんな名前がいるやけど、よく似た名前やろう。…けど、フィッシング詐欺はは怖いや。ウチも気を付けないとな)


いろんなニュースを見ていると、もう目的の駅まで着いた。


ユウリは慌てて降りた。




駅に降りたユウリは急いで店に向かった。


すると、男にぶつかり、ユウリはしりもちをついた。


ユウリ「いたた…。す、すみません!急いでたので…」


すると。


男「い、痛たたた!!腕の骨が折れた!」


と、大げさに左腕を抑えており、ユウリの胸ぐらを掴んだ。


男「おい!腕が折れたぞ!どう責任を取ってくれる!?」


ユウリ「ぶ、ぶつかった位で腕の骨が折れるなんて!?」


男「うるせぇ!とっとと来い!」


男に引っ張られるユウリ。


ユウリ「だ、誰か助けてくれやーーー!!」


だが、周りの人は、男が怖いのか見て見ぬふりをしていた。




同時刻 ユウリのいる場所から少し離れた道路


夢麻はバイクで優香を後ろに乗せながら走っていた(勿論二人ともヘルメットをかぶっている)。


夢麻「少し寝坊した~。遅くまでバグチェックするんじゃなかった~」


夜更かししたことを反省しながら赤信号に止まると。


夢麻「?あれは?」


ユウリだ。男に引っ張られたユウリがいる。嫌がりながらも車に無理やり乗せられ、連れてかれた。


夢麻「み、見た優香ちゃん!?桃山さん、連れ去られている!?早く助けないと!優香ちゃん、この事をなおさん達に!」


夢麻は信号が青になった瞬間、アクセルを回して追跡を始めた(気づかれないように距離をある程度とりながら)。


優香はしがみつきながら片手でスマフォを操作した。











同時刻 とある高級しゃぶしゃぶ店


なお達は、夢麻達を来るのを待ちながらメニューを見ていた。


葵「ここって、半年待たなきゃ予約できないのが有名な店じゃない。何で都合よく取れたんだ?」


るな「運よくキャンセルになった所を予約したのよ。アタシってすごいでしょ?」


のん「もう昨日から何度も聞いたわよ。全員集まってから注文とろうよ」


巫女「そうだな。私は〇000円のコースで」


るな「少しは遠慮しなさいよ!」


すると、着信音が鳴った。


りお「?優香からメールね?」


メールの内容を見ると、顔色が変わった。


りお「大変ですわ!ユウリさんが、連れ去らわれたって!」


しゃる「な、なんだって!?」


りお「今夢麻さんと共にバイクで追跡しているそうです」


なお「そういえば夢麻はバイクの免許を持っているって言ってたわね。とにかく、急いで助けないと」


席を立ち、荷物を持って店から出る。


るな「ちょっと!せっかく予約取れたのに!!」


のん「人がさらわれたのにのんきにしゃぶしゃぶ食べてる訳ないでしょ!」


二組に分かれてタクシーに乗り込む。











10分後


夢麻と優香は、ユウリを引っ張る男が店に入るのを目撃した。


どうやら店はキャバクラらしい。


そして、連絡を受けたなお達と合流した。


なお「ユウリは今どこ?」


夢麻「あのお店に」


なおは姉妹たちに視線を向けてうなづいた。


なお「良し。助けに行くわよ」








店内


ユウリは床に放り投げられ、連れてこられた男に踏みつけられた。


男「金谷(かねたに)さん。今日もカモを見つけました」


煙草を吸っていた太った男、金谷はユウリをにらみつけた。


金谷「荷物を調べろ」


部下たちに指示をし、ユウリのカバンを取り上げた。


物色すると、名刺とスマフォを取り出した。


部下1「『株式会社天魔堂 桃山ユウリ』 聞いた事の無い会社だな。まぁいい。ボス、名刺と携帯見つけました」


部下は金谷にスマフォと名刺を渡した。


金谷はユウリのスマフォのアドレス帳を見た。


金谷「親に会社の上司……後は無いな…。お前、友達もいないのだな」


ユウリ「な、なんや…ぐへっ!」


顔を踏みつけられた。


男「黙ってろ!」


金谷「まぁいい。こいつをどう料理をしようか…」


すると。


???「な、なにこれ!?」


なお達が店内に入った。


異様な店内に夢麻は驚いた。


ユウリ「な、何でここに!?」


金谷「ほぉ?お仲間が助けに来るなんてね」


のん「聞いたわよ!無理やり彼女を連れ去ったって!すぐに放しなさい!」


金谷「こいつは俺の部下を骨折したやつなんだぞ。当然の報いを受けて当然だ」


ユウリ「何言ってるんや!平然と車を運転してたクセやのに!」


金谷「うるせぇ!」


すると、金谷はスマフォを取り出し、電話を掛けた。


どこに電話しているんだ?


金谷「…あぁ俺だ。お前欲しいのあるって言ってただろ?ほら300万のやつ。金が入ったから近いうちに買ってやるから。…あぁ…じゃぁな」


電話を切ると、それをなお達に向けて写真を撮った。


葵「な、何の真似よ?」


金谷「こういうことだ」


とった写真を見せつけた。


なお達全員が写っており、下の方には何が白い粉が入った袋が乗ったテーブルも写っていた。


金谷「テーブルの上に乗っているやつ、何だかわかるか?」


りお「まさか…麻薬?!」


金谷「あぁそうだ。こいつをネットでばらまかれたら、お前達はどうなるかわかるよな?そうなればお前達の人生は終わりだ!」


夢麻達の顔は青ざめいた。


なお(…やっぱりこいつは…)


りお「貴方、要求は何なのですか?」


金谷「そうだな。今度の14日までにこの女を含めて1人300万を用意しろ。そうすればこの写真を消してやる。1秒でも遅れたら、もちろんわかるよな?」


と、金谷は笑い出した。


なお「とにかく今はユウリの安全が第一よ。ここは話に乗るしかないわ」


のん達もうなづいた。


1人300万…。全部合わせて3300万も要求するなんて…。


ひとまず一同はユウリを連れてその場を後にした。





10分後 近くの公園


ユウリ「みんなごめんなさい!」


ユウリは頭を下げた。


ユウリ「ウチのせいでこんな事に。お金はウチが何とかするから…」


しゃる「それで見逃してくれるとは思えないけど…」


のんはタブレットで何かを調べていた。


のん「やっぱり…。お姉ちゃん達これを見て」


のんは画面を見せた。


のん「金谷卓也(かねたにたくや)。今世間で騒がれている詐欺の犯罪グループのリーダーよ。若者を中心にお金をゆすりとって破滅まで追い込む凶悪人で、ひどい時には家族まで巻き込むそうよ」


なお「確か十数年前から活動していて、警察にもうかつに手が出せない連中よね」


りお「そんな危険な連中に目を付けられるなんて、飛んだ災難ね」


ユウリ「…ウチは、所詮要らない人間なんや」


顔が暗くなるユウリ。


ユウリ「小さい頃からそうや。小さい頃東京に遊び行ったときに周りの大人達から関西弁が変と言われて、それ以来開催弁を使わなくなって…。けど使いたくないのに口から出て…そんなウチはクズ当山や…」


葵「何言ってるのよ…。そんなのアンタは悪くないわ。子供の事を格下と思う大人が一番悪いんだから。クズってのは、自分の事を絶対にクズなんて言わない。…どこかのお節介な誰かの受け売りよ…」


のん「悪かったわね。お節介で。…それで、これからどうする?」


なお「アタシ達はいいとして、夢麻やユウリ達と家族にもひどい目に合わせたくないわ。あっちが脅しのやり方なら、こっちはこっちのやり方で行くわ」


るな「ねぇみんな…。今回は、アタシが指揮を執っていい?」


なお「?どうして?いつもはこう言う頭を使う事はほとんどしないのに。もしかして、まだしゃぶしゃぶの事を根に持っているの?」


るな「それもあるけど…、なんか…、ユウリの事を見過ごせなくて…。うまく言えないけど…アタシは自分の手で助けたい。そう感じるの」


なお「…そうか。なら今回はるなに任せるわ。その代わり、るなには()()()を渡しとくね」

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