第53話「るなとユウリ」
のんはとりあえずユウリに自分達は天魔で、自分の分身をいくつも出せることができると説明をした。
ユウリ「じゃあ、さっきのは…」
のん「そう。アタシが出した化身達なの。うまく伝わってなくてごめんね」
ユウリは胸を撫で下ろした。
るな「けど、さっき関西弁で喋っていたけど…、アタシ、聞いてないけど?」
のん「るなお姉ちゃんも聞いてないの?全く…。ユウリ、関西出身なの」
るな「関西?大阪とかがあるあの?」
ユウリ「…そうや…じゃなくて、そうです。2ヵ月ぐらい前にゲームクリエイター募集の広告をネットで見て、東京に…」
るな「…何で標準語に変えたの?別に関西弁で喋ってもいいけど」
ユウリはだんまりした。
るな「…まぁいいわ。取り合えず桃山ユウリに簡単な説明するから。一人でやるからのんは出てってくれない?」
のん「…何かあったら呼んでよね。ちょっと心配だから…」
るな「いいから!」
るなはのんを背中を押して追い出した。
るな「全く…」
ユウリ「あの…、いつもこうですか?」
るな「しっかりしすぎの妹でね、先月ちょっといいことがあって、張り切っているから」
ユウリ「はぁ…」
仕事の説明を受けたユウリは、さっそくデバックで見つけたバグを除去する仕事を任された。
るな「アンタの席は夢麻の右隣だから。バグのリストはディスクに置いてあるから」
るなはその席に指をさした。
ユウリ「わかりました」
ユウリは席に座り、パソコンの電源を付けた後、リストをチェックした。
ユウリ(さて、やりまっか)
そう思いながらマウスを動かした。




