第48話「葵の物語4」
葵「…本当に悪魔のようね…。だったら、なってやろうじゃない!のんとアタシの、契約を!!」
のん「それが貴女の本当の素顔ね。だったら…!」
のんは葵に腕輪を渡した。
葵「これは…なおと夢麻がしている…!けど、色と模様が違う…」
のん「お姉ちゃんのは接近戦が得意な剣士タイプ。アタシのは、その逆である射撃タイプ!それに似合う武器『天魔銃』!」
のんはその銃を取りだした。やはり2つで、現実とは思えない神秘なデザインだ。
のん「亜子に巫女!二人は隠れてて」
亜子「お、おう…」
そう言って姉妹は近くの物陰に隠れた。
のん「さぁつかみ取って!貴女の、その手で!」
銃を葵に投げた。
葵「つかみ取ってやるわ!自分の、この手で!」
それを受け取り、腕輪をはめた。そして、のんは祈りをささげた。
のん「我が先祖達よ。これにて、人間とのマイパートナーの契約をする。死が二人を分かつまで、共に戦う事を誓う」
ふたりのいる地面に大きな魔法陣が現れた。
葵(これは…あの時の…!?)
遊園地で見た魔法陣。こちらも模様が少し違っていた。
光が二人を包み込み、姿かたちが変わった。
のんはメイド姿になっており、葵はすでにコスプレ用のメイド服を着ていたからかほとんど変わっていないが、今更気にすることはない。
父親「このクソガキがっ!もうお前は要らん!廃棄してやる!」
大きな拳が向かってきたがうまくかわす。
のん「行くわよ!葵」
葵「足は引っ張らないでよ!…のん!」
二人は引き金を引き、発砲した。
不思議と反動はほとんど起きず、思った通りに撃てる。
相手も反撃してくるが、うまくかわす。
踊るように撃ち、踊るようにかわす。
葵の父はちょこまかと動き回るのんと葵に翻弄され、戸惑った。
のん「今よ!」
葵「わかった!」
ふたりは銃にエネルギーを溜めながら狙いを定めた。
のん・葵「「超絶大銀河砲!!」」
大きなエネルギー弾が発射され、それを葵の父に向っていった。
父親「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!」
9月1日
朝のTVのニュースで緊急記者会見の中継が行われていた。
父親「…先日、私は、自分の自己中心的な事のためだけに、秋葉原の街に来ていた一般人の皆様に、ご迷惑を…」
葵の父は泣き出した。
父親「我が娘を…自分の思った通りにならない…その怒りを周りにぶつけるなんてぇぇぇぇーーー」
父は号泣した。
キャスター「…このように、『水無月グローバルアミューズメント』の社長水無月氏の会見の様子でした。水無月氏は、同氏のご子息に虐待行為の常習で、ご子息の証言で発覚。また、昨日の秋葉原の無差別暴行事件の犯行も自白。同氏は、『自分の娘が次女が言うことが聞かないから衝動的にやった』と自白しました。目撃者の証言では、『普通とは思えない程の筋肉質になっていたと事』と、『それを止めていた謎の二人組が戦っていた』と、警察は慎重に捜査しています」
それを渋谷のTVビジョンで見ていたのんと葵は、笑みを浮かべながらグータッチをした。




