表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ11「葵の物語」
50/123

第47話「葵の物語3」

時間をさかのぼり…


車の中で、スマフォを捨てられ、葵を見失ったと報告を受ける葵の父。


父親「何だと!?葵を見失っただと!?役立たずが!」


スマフォを切る。


父親「全くあのクソガキが!私の言う通りにすればいいものを!いい学校や大学に入れた恩を仇に返しやがって…!」


すると。


デモンド「…ほう…面白い負のマイナスエネルギーパワーを持っているな。なら、その負を増幅させよう」


後ろから声が聞こえた。


父親「だ、誰だ!?うわーーーーー」


車が爆発し、筋肉が増強した葵の父が飛び出した。


父親「どこだ葵ーーーーーーーー!!!!!今まで育てて来た恩を忘れやがってーーーー!!」


大きくジャンプをし、秋葉原の交差点に着地した。


通行人「ば、化け物だ!!」


慌てて逃げだす通行人たち。


父親はそばにあった木を引っこ抜き、あちらこちらに地面にたたきつけ、建物を壊しまくった。


すると、のんと葵、有原姉妹が現れた。


葵「お、お父さん…!?」


葵の父は娘に気づき、変装(?)の為に着たメイド服を見た。


父親「葵~~~~。何故私から逃げた挙句、そんな禍々しい物を着るなんて~~」


拳がこちらに向かってきた。


慌てて後ろに避けた。地面は拳の跡が残った。


のん「この異常性…やっぱり魁天魔の仕業ね!」


再びもう一つの拳が向かってきた。


再び避ける。


葵「お父さん!何でこんな酷い事を!?」


父親「酷い?酷いも何も、こんな事になったのは葵、全部お前のせいだ!」


葵「え?」


父親「お前の為に、いい学校を入れたりいい家庭教師をつけてやったのに。しかも、そんな場違いな下衆のメイドの服を着るなんて…。お前は私に歯向かった。貴様はクズな失敗作だ!」


その言葉で、葵はショックを受けた。


私のせいで…町が…人が…。


のん「…葵。それは違うわ。確かに貴女はかつて違法カジノに手を出した。けど、泥沼に落ちる前に踏みとどまれた。この前、アタシに打ち明けたじゃないじゃない」










1週間ほど前の仕事場


のんが資料を運こんだ帰りに葵にばったり会った。


葵「あ、あぁ…」


そう言ってすれ違おうとした。


のん「最近変よ。前はアタシに執着していたのに。悩みでもあるの?」


葵「…別に…」


のんは引き止めた。


のん「待って。これでも貴女の上司なのよ。悩みを話せば力になれるはずよ」


葵「ほっといてよ!」


振り払うとしたがびくともしない。


のん「執着の次は拒絶?ますますほっとけないわ」


…。これ以上やろうとしても無駄だ。そう思い、葵は大人しくなった。


葵「…場所だけ移させて…」






天魔堂の食堂


ふたりは、席に着き紅茶を飲んだ。


葵「…私は、小さい頃から両親に期待をむりやり押し付けられたの…。『お前は他の兄弟たちの様に栄誉で大きな才能がある』と…。けど、姉の様に社長業ができないし、兄の様に遊園地の園長ができない。妹の様に演技が出来なければ、弟の様にプログラマーの才能は無い…。私には絵を描くのが好きだったの。…けど、『お前には絵描きの才能が無い』って無理やり決められて…。特に父からは…。そんな毎日が嫌気に刺して…」


のん「…違法カジノに手を出した…って訳ね」


葵「親の言いなりになっている上、違法に手を染める…。そんな私こそ、クズ当然よ」


のんは首を振った。


のん「本当のクズってのは、自分の事を『クズ』って絶対に言わないわ。絶望をする人間を助けるのが天魔達(アタシたち)の役目だから…。それに、悪いのは違法カジノをして、人を自殺に追い込んだ裏影だもの。百恵(あの子)だって、分かっているから…」


葵「自分の事をクズって言わない…か」


のん「葵。本当の事を聞かせて。本当にこれでいいの?葵の本当にやりたいことは?本当にやりたいことがあるなら自分の口から言わなきゃ。アタシはいつでも待っているわ。葵の本音(こたえ)を」











現在


その事を思い出し、葵は拳を強く握りしめた。


葵「…お父さん…。もう、お父さんの言う事は聞かない」


父親「何だと?」


葵「私は…可愛いメイドさんになるわ!」


父親は驚き、のんは笑った。


のん「だったら、アタシと、契約してくれない?この状況を奪回するために」


葵「…なおと夢麻(あのふたり)と同じくアンタと契約しろって?…本当に悪魔のようね…。だったら、なってやろうじゃない!のん(アンタ)()()()の、契約を!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ