第42話「夢の国ネズミーランド」
近日専用Twitter及び、新感覚異世界転生小説公開予定!
7月末の土曜
夢麻に言われた遊園地に向かう為に天魔堂の入り口に待つなお達。
なお「さて、最低限の荷物を持ったし、後は夢麻達が来るのを待つだけね」
るな「それで、この間貰った奴はどうした?」
なお「一応持っているわ。るなこそ、あんな変なガラクタばかり買って…」
すると、夢麻達がここを連れて現れた。
なお「あ、夢麻。その子が前に亜子達が言っていたここちゃんか。話は聞いていたけど実際に見ると相当重傷ね」
ここを見るなお達。ここは無反応だ。
夢麻「あれ?その子は?」
なお「あぁ、知り合いの子で名前は『エイジ』。父親が急用で遊園地に行けなくなって代わりに連れてけって事になって。丁度夢麻が遊園地に行くって誘ってきたからラッキーだったわ」
夢麻「そうなんですか。けど、嫌そうな割には何かいいことあったなーって顔をしてますが?」
なお「え?そう?」
のん「なおお姉ちゃんは顔に出るタイプだからね」
なお「そう言えば聞いてなかったけど、どこの遊園地に行くの?」
夢麻「ここちゃんが行きたいって言ってた『ネズミーランド』って言う有名な遊園地です」
しゃる「あ、知ってる。前に姉妹全員で行った事あるんだ」
葵「何だ。だったら話が早いじゃない。さっさと行こう」
しゃるはダイヤルを回してネズミーランドへの扉を合わせた。
ネズミーランドの入り口
受付で全員分のチケットを買うのん。
のん「さて、みんなの所に行って、チケットを配らないと」
なお達の所へ戻ると、並んでいる二人の女性の会話が聞こえた。
女性1「え?刑務所から脱獄した脱獄犯がこの近くにいるって!?」
女性2「そうなのよ。今朝のニュースで見たの」
女性1「まさか、その脱獄犯…この遊園地に来るんじゃ…」
女性2「大丈夫よ。ここの警備員は皆元軍人らしいからすぐに返り討ちよ」
女性1「なら、大丈夫だけど…」
女性2「けど…脱走した時に、壁に大きな穴が開いていたって。人の力ではできないから、警察は協力者が何かの機械で大穴開けて脱走を手伝ったって言っているみたいだけど…」
女性1「何それ。そんなのあったら誰かが気付くでしょ?」
女性2「いや…私に聞かれても…」
何か嫌なウワサをしている。…今のウワサ、後でなお達に相談しよう。のんはそう思った。
一同は色々なアトラクションを楽しんでいた。
観覧車にジェットコースター。メリーゴーランドにお化け屋敷(!?)。
ちゃっかりとポップコーンやパークエリア限定のグルメも楽しんだ。
るな「それで次はどうする?」
地図を広げながら聞くるな。
りお「次はここで」
地図に指をさす。
夢麻は姉妹に手をつながれたここを見た。
相変わらず無反応無表情である。
亜子「心配いりません夢麻先輩。内心は喜んでいますよ」
夢麻「…そうね」
すると、エイジと言う少年がなおの複の裾を引っ張った。
エイジ「ナオのねーちゃん!次はあのポップコーン食べたい!」
なお「分かった分かった。ちょっと財布出すから」
その様子を夢麻の隣にいる葵は見ていた。
葵「まだ聞いていないけど、あのエイジって子、知り合いの息子って言ってたけど、その父親、どんな関係なんだ?」
夢麻「詳しくは聞いてませんが、何か行きつけの間屋の息子さんです」
葵「間屋って…、何か人間臭いな…」
大きくため息をついた。すると。
どーーーーーん!!
後ろの方から大きな音と土煙が上がった。
なお「な、何!?」
なお達は音をした方に走ると、何と、人間とは思えない筋肉をした男が暴れまわっていた。
警備員を軽く吹き飛ばし、建物も人殴りで粉砕した。
男はなお達の方に向いた。
?「ん?やっと見つけた…クソガキ共…」
その顔には見覚えがあった。
1年前、スマシスの大会で優香と戦った男だった。




