第42話「異界の市場」
時間を夢麻達が映画を見ている頃までさかのぼり…
5人「「運命の罰ゲーム!!」」
なお達5姉妹が悪人にゲームで勝ち、罰ゲームを執行していたのである。
その後、少し離れた所に移動する。
のん「全く。天魔界の市場に行く日に限ってあんな悪いことするんなんて…」
しゃる「いいじゃないかのん。被害者が助かって」
るな「けど、出発する時間すぎちゃったし、早く行かないと…」
りお「まぁ、彼なら多めに見てくれるから」
なお「けど、ご機嫌直しとしてお土産を持って行かないとね…。手土産に豆大福でも持って行こうかしら」
るな「何故豆大福か意味わかんないけど。ここはあの店のツボを買っていった方がいいわ」
のん「そっちの方が意味わかんないよ。あんな怪しそうなお店で500万もしないでしょ!」
りお「まぁ、豆大福なら無いよりはましですし」
なお「そうね。さて…やっとあれが天魔界達でも入荷できるし、久しぶりに市場がにぎわうかもね」
1時間後
ここは天使界で1番目に広く、様々な食材や日常品、人間を救済する仕事を支援するサポートアイテム等が集まり、人間の世界を含み4つの世界に流通される大型市場。通称「新世界へ導く市場街」の総面積は人間界の都市「ニューヨーク」の90個分の広さで、1日に入荷される物は計90万トン以上で、連日には500スタークリスタル(日本円で約500兆円)以上の金が取引されるバケモノ市場である。
なお達5姉妹は出荷する荷物を持って市場を見て回った。
なお「久しぶりに来たけど、相変わらずいっぱいいるわね」
るな「あの服はいいわね。あ、あのステッキもよくない?」
るなか駆け出そうとした時にりおに止められた。
りお「後にしなさい。今は目的の所へ行かないと」
周りの人達は、なお達を見て、「おい!あれは12天王のナオさまじゃないか!?」「え?!ホンモノ!?」とざわめいていた。
そしてなお達は目的の間屋に着いた。
なお「おやっさん~、いる?」
中に入ると外見が50代前半の男とその子供と思われる少年がいた。
おやっさん「おぉ、12天王の娘か。久しぶりだな。活躍は聞いているぞ。いい商品があるから見ていくか?」
なお「それはどうも。それと、先日メールで言ったスマシスと言うゲームのパッケージ500本分持ってきたわ」
なお達が持ってきた風呂敷が販売用のゲームソフトだった。
のん「それと、ちょっと遅れたお詫びとして豆大福を」
のんは豆大福を取り出した。
おやっさん「人間界の奴か。取りあえず後で茶を入れるから」
るな「ちょうど喉が渇いてたからありがたくいただくわ」
るなは棚に置いてある商品を見ながらそう言った。
なお「後、さっき言ってたメールでもう一つ言ってたよね?」
おやっさん「魁天魔の事だろ?本格的に動き始めるらしいようだな。勿論言われた通りにお前さん達にピッタシな物を仕入れてやるぞ」
なお「助かるわ。…できれば夢麻達は巻き込みたくはなかったけど…今度は絶対に避けられないわ」
すると、店の電話が鳴り、おやっさんが出た。
おやっさん「おう。…何?…わかった」
何か困りごとの顔で電話を切った。
しゃる「何か困った事あった?」
おやっさん「あぁ。今度の休みに息子と遊園地に行く約束をしたが、今急な外せない用が出来てな」
少年「え!?約束したのに!嘘つき!」
おやっさん「仕方ないだろ。仕事だから」
おやっさんはこう見えて忙しくていつも子供の約束を守れないのである。
すると、今度はなおのスマフォが鳴った。
なお「?夢麻からだ」
なおは出た。
なお「夢麻?休みの日に電話するなんて。…え?遊園地?巫女達の妹の為に?」
すると。
おやっさん「何だ?お前達も遊園地に行きたいのか?だったらちょうどいい。俺の息子を遊園地に連れてってくれないか?」
なお「え?えぇ…」
すると、りおがささやいてきた。
りお「(小声で)いいじゃないですの。なおは最近思いついていたし、良い気分転換になるから」
なお「…まぁそう言うなら…」
おやっさん「もちろん礼もするぜ」
おやっさんは何かを2つ取り出した。
なお「こ、これは!?」
おやっさん「これからの魁天魔の対決の為にいいもんを使わないとな。特にこっちは最高品の新作だ。息子を遊園地に連れてく代わりに代金をチャラにしてやるぜ?」
なおはそれを取った。
なお「…わかった。ありがたく受け取るわ」
なおは再びスマフォをかけた。
なお「あ、夢麻?電話の途中にゴメン。それで、一緒に連れて来たい人がいるから。…わかった。日時は後でメールで言うから」
かくして、なお達は今度の休みの日に遊園地に行く事になった。
…まさかこの時にあんな事があるなんて思いもしなかった。




