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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ9「謎の刺客その名はミオ・ブラック」
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第38話「VRテニス対決」

夢麻と有原姉妹は、P3に戻り、体験ゲームをどれをやるのか歩きながら話し合っていた。


亜子「そうですね…やっぱ最新作の『マリコメーカー2』ですかね?」


夢麻「私だったら、『アクアエムブレム風林火山』をやろうかな?」


巫女「なら自分は『フェアリークエスト』をやるわ。スマシスにも同じく参戦決定したみたいから」


楽しそうに話していると。


夢麻「ぐはっ!」


突然前から人が吹っ飛んできて、夢麻にぶつかった。


夢麻「な、何!?」


上司スタッフ「おい山崎!もう一回言ってみろ!」


山崎「だ、だから、貴方を訴えるって…」


上司「黙れ!」


部下の山崎の顔を蹴りつけた。


夢麻「ちょっと待ってください!可愛そうじゃないですか!何があったのですか?!」


山崎「あ、あの人…剣崎(けんざき)専務が入社してからいつも僕を暴力などでイジメて…パワハラで訴えたら…」


夢麻「貴方!そんな可哀そうな事をして、恥ずかしくないのですか!?」


剣崎「うるせぇ!そいつをどうしようが勝手だろ!」


夢麻は山崎を庇った。


剣崎の後ろの影に、昨晩に上空に居た人物が、謎のカードを剣崎の背中に突き刺さりそれが消えた。その事は剣崎を含めて誰も気が付かなかった。


夢麻「悪いですけど、他の人に告発しますので!」


剣崎「何だと?この…!?」


突然剣崎の様子が変わった。


どこからもなくナイフを取り出した。


剣崎「なら…全員ここで死んでもらう」


それを見て、山崎と有原姉妹が悲鳴を上げた。


剣崎がもう片方の腕で夢麻の首元を掴み、壁に押さえつけた。


有原達は恐怖で動けない。


剣崎「死ねぇ!」


ナイフが夢麻に振り下ろした。

























直前に飛んできたボールがナイフを弾き、地面に落ちた。


剣崎「誰だ!?」


そこに居たのは、ボールを投げたと思いしき仕草をしたなおとその姉妹達がいた。


夢麻「な、なおさん!」


剣崎「何だ?邪魔するな!?」


剣崎が殴りかかろうとするが、なおは片手で止めた。


なお「りお達は夢麻達を」


りお「分かりました」


そう言われて、りおは夢麻を剣崎から遠ざけた。


なお「アンタの相手はアタシよ」


剣崎「部外者のアバズレが!お前も殺されたいのか!?」


なお(……やっぱりこれは異常ね…)


なおは指を鳴らして光の輪を発生させた。


剣崎「な、何だ!?」


なお「アンタはアタシの心の領域を越えてしまった。よってアンタをアタシの遊び相手になってもらうわ」


剣崎「何だと?」


なお「それもただのゲームじゃない。これは天使と悪魔が見守るゲーム。アタシ達がやるゲームは、P3にも展示されているVRテニス。VR感覚でテニスで勝負よ。ただし、敗者には、運命の罰ゲームが待っているわ」


剣崎「…面白い。こんなバカげた提案なのに、何故か()()()()()()()()()()()()。いいだろう、そいつに乗ってやる」


なお「そうこなくちゃ」


なおは指を鳴らし、VRゴーグルとラケット型コントローラーが2つずつ現れた。


二人は、それぞれのゴーグルとコントローラを手に取った。


なお「勝負は先に3ポイント取った方が勝ちよ」


剣崎「わかった」


ゴーグルを装着し、VRテニスが始まった。


なお「先行はアタシよ」


なおはサーブを打ち、剣崎は打ち返した。


なおはさらに打ち返したが、スキを見せて打ち返して先制点を取った。


なお「なかなかの物ね」


剣崎「これでも学生の頃、テニス部で全国に行った事あるのでな」


次は剣崎のサーブ。


強い打球がなおに向かい、なおは強く打ち返し、1ポイント取った。


お互い1対1となった。


ラリーは長く続いた。


剣崎「さっきのはまぐれだが、お前と俺は天地の差だ。上級者の俺は、クズなお前なんて、敵じゃないぞ」


球を強く打ち付けた。


コートギリギリでなおは遠くにいる。


剣崎「これで2対1だ!」


しかし。


なお「おりゃーーーー!!」


なおは走り出し、ギリギリで打ち返した。


剣崎「なっ!?」


反応が遅れ、なおは1点奪った。


なお「ここはゲーム。いくら現実のテニスが上手くても、ゲームが上手くなきゃ、それも意味はないわ」


剣崎は焦った。このままでは負けると。だが、ニヤ付いた。


剣崎「だったら、これならどうだ!」


剣崎は、現実のなおを蹴りつけた。


なおは吹き飛ばされ、そのスキに、サーブで1点取った。


なお「いいのかしら?こんな事をすれば…とても恐ろしい目に…」


剣崎「勝負何て勝てばいいんだよ。負け犬は負けて死ぬだけだ!」


剣崎はサーブをし、なおは打ち返した。


どちらかが1点を取れば決着がつく。


なお「……」


なおは必死にラリーを続ける。


剣崎(同じ手が来ないと思ってやがる…)


剣崎が足を大きく蹴ろうとした。


剣崎「これで俺様の勝ちだ」


蹴った足がなおに当たった。…だが。


剣崎「い、いってーーーーーー!!!!」


足が鉄に打ち付けたように痛みが走った。


そのスキになおは打ち返し、1点を取り、なおが勝った。


なお「アタシの勝ちよ。パワハラをし、こんな卑怯なやり方をするアンタには罰ゲームを受けてもらう」


なおの背中に、天使と悪魔の翼が生え、辺り一面が地獄風景になった。


剣崎「な、何だこれは!?…いや、これはVRだ!こんな子供騙しで恐れるとでも…!」


剣崎はゴーグルを外したが、辺りはVRゴーグルと同じ風景のままで、なおの後ろに同じく天使と悪魔の翼を生やしたのん達4人がいた。


なお「アタシの本当の名前は『ナオ・グリーンスカイ』!人を心も体も傷づけ、卑怯な手でゲームに勝とうとしたお前に罰を与える!」


なおはラケットとボールを取り出し、ボールを高く投げた。


なお「運命の罰ゲーム!『偽りの幻影の目モザイクミラージュアイ』!!」


ボールを打ち、それが剣崎の体に吸い込まれた。


剣崎「あ…あぁ…」


すると、剣崎の視界がどんどんモザイクになっていく。


剣崎「う、うわーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


なお「一時的な幻覚とはいえ、過去の栄光を理由に後輩を暴力でイジメるのなら、アンタの目に映る映像を、いっそ全てモザイクで覆い隠した方がいいわ…」






剣崎が気を失っている所を夢麻と有原姉妹が駆け付けた。


夢麻「さすがですね!なおさん」


なおはピースサインで返答した。


亜子「これが加納先輩の言っていた何とかのゲームかぁ」


巫女「この男は大丈夫ですか?」


なお「気絶しているだけよ。しばらくすれば目を覚ますわ。その頃には、パワハラの事が公になるわ」


すると、どこからか拍手の音が聞こえて来た。


???「……さすがね。さすがは私の…フフフ」


どこからもなく何者かがなお達の前に現れた。


夢麻「だ、誰!?……え?あ、貴女は!?」


なお「………やはり今回の事は、アンタの仕業ね?…こんな形で再会するとはね……ミオ!」


その現れた黒髪の人物は…姿形も髪型も声も何もかも…





なおに瓜二つだった。




♡GAMEOVER♡

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