第31話「令和と新入姉妹」
続きから⇦
始めから
オプション
『プレイデータ』
第7章までクリア
プレイ時間10:01
令和
それは平成から新しい時代への新しい年号の事である。
5月1日。その日は令和が始まる日である。
天魔堂のスタッフ一同は今日も変わらず通勤するのである。
夢麻達3人は会社への道で歩いていた。
「P3開催まであと一月!」とゲーム会社関係者向けのニュースがスマフォに届けられた。
夢麻「今日から令和!そしてP3に私達のゲームの開発発表!色々あって夜眠れそうにない!」
葵「そうみたいね」
半分呆れで言う葵。
前になお達から聞いた話だが、彼女とこの南優香は、入社前に色々理不尽な目にあったらしいが、今はその様子はない。
なお達に助けてもらったと言ってたから完全に吹っ切れたって所だろうか。
葵(…ま、私も言われる立場じゃないけど)
曲がり角を曲がった時だった。
会社への移転用のゲートの少し前の道に二人の女性がウロウロしていた。何かを探しているようだ。
夢麻「あの…」
話しかけられた二人はこちらに顔を向けた。
…顔が同じ…と言うか洋装やら体型やら全く同じだ。双子なのか?
夢麻「何か探しているのですか?」
右側の女性「あ、すみません。私達この辺りにあるゲーム会社『天魔堂』に入社する者ですが、それらしき建物が見つからなくて…」
葵「?何だ、新入社員か」
そう言えば昨日メールで新入社員歓迎会をするって書いてあったな。
夢麻「私達、そこの社員です。案内しますよ」
左側の女性「そうなんですか!いやー地図を見て3時間も探し回って♪」
葵「さ…3時間……てか…」
持っていた地図の隅がぺらっとめくれた。
葵「世界地図だし…。迷うってレベルじゃないわ…」
とつぶやいた。
夢麻「では私達についてきてください」
と歩き出したが…。
双子は全く反対方向に歩き出した。
葵「待て待て!!どこ行くんだあんたら!方向音痴にしては度が過ぎてるわ!!!」
何とか双子を連れ出し会社に入った一同。
右側の女性「わー!ここが天魔堂ですか!」
左側の女性「外は小さな小屋でしたけど、中はこんなにすごいんですのね!」
葵「まぁね。…てか、こんな変わってる会社に入りたいなんて、もの好きね」
すると、奥のエレベーターが開き、なおとのんが現れた。
なお「ようこそ天魔堂へ。新人社員の『有原亜子』と『有原巫女』ね。待ってたわ」
やっぱりこの二人は双子で新入社員のようだ。
のん「あ、3人共。この二人をここに連れて来たのね。ありがとう」
葵「偶然ここの近くで会ったけどね」
なお「アタシ達はこの双子の面接を担当するから、夢麻達はいつも通りの仕事を」
そう言ってなお達は双子を連れてエレベーターに乗った。




