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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ6「葵と悪魔のアロマ」
26/123

第24話「葵と天魔」

のんは葵を連れて、なおがいる部屋に来た。


葵は、先ほどのボロ小屋とその内装があまりにも違いすぎて戸惑っていた。


なお「なるほど。アタシ達の事を探っていたその子が、夢麻をそそのかしてここに来たと?」


葵「そそのかすなんて人聞きの悪い」


のん「まぁ、ここを知ってしまった以上話すしかないわ」


なお「それもそうね。りお達には後でアタシから話しとくから」


なおとのんは葵の向かいのソファーに座った。


のん「さて。もう薄々感付いているかもしれないけど、アタシ達は人間じゃないわ…一応ね」


葵「やっぱり…。貴女達、一体何者なの?あれは一体…?」


なお「誤解しないでおくけど、別に地球侵略とか人類の絶滅とかなんてしないから。むしろその逆」


葵「逆?」


のん「アタシ達は『天魔(エンビル)』と呼ばれる天使と悪魔のハーフの種族なの」


葵「天使と悪魔って…絵本とかに出てくる?出まかせ言わないで!」


のん「信じられないと思うのは分かるけどホントよ。アタシ達のご先祖様達は、人間が誕生してから人間達を助け、見守っているのよ。ここ数千年は存在は忘れられて架空の生物扱いにされてしまったけど」


葵の目は絶対に信じないと言ってるような目で見ていた。


のんはため息をついた。


のん「しょうがない。本来は仕事以外に使わないようにしているけど、仕方ないわ」


なおとのんは立ち上がり、背中に力を込めた。


すると、二人の背中から天使と悪魔の翼が現れ、葵はそれに驚き、ソファーから転げ落ちた。


のん「どう?これで信じてくれた?」


葵「だ、騙されないわ!こんなトリックで誤魔化そうとしたって!」


葵は翼を掴もうとしたが、二人は飛び、葵の手からすり抜けた。


葵「な…!?」


翼から天使の羽が落ち、葵の手のひらに落ちると、音もなく光になって消えた。


のん「もうこれ以上は話すまでもないでしょ」


二人は降りていき、翼は消滅した。


葵はその手で顔をおさえた。


葵「まだ混乱するけど、今起きているのが現実だって事はわかったわ…」


葵は用意されたコーラを飲み、落ち着いた。


なお「天魔達(アタシ達)は、弱き人間達を助ける為に、悪しき人間達に制裁を与えてるわ。・・と言っても、殺すわけじゃないわ。ちょっと幻覚を見せて懲らしめる程度だけど」


葵「幻覚って…まさか、裏影(アイツ)の様子が急におかしくなったのは…!」


のん「えぇ。アタシ達にゲームに負けて罰ゲームを与えたわ」


葵は改めてこの二人の恐ろしさを知ったのである。


葵「弱い人間を助けるって言ったけど、一体何の目的で?」


なお「悪いけど、その質問に答えられないわ。そう言う決まり(ルール)だから」


すると、「ち~び~た~の~お~で~ん~♪」とマヌケな声が聞こえて来た。


なお「ん?るなからのメールだ」


葵「何なのその着メロ!?」


思わずツッコんだ。


なお「どうやら準備が出来たみたい」


葵「え?準備?」


なお「せっかくだし、貴女も行ってみない?フランスへ」








10分後


全員は出入り口の扉の前に集まっていた。


残りの姉妹達は、葵を見ていた。


るな「ふーん。この人間もついていくのね?名前何て言ったっけ?」


のん「『水無月葵』って言うらしいわ」


シャル「結構可愛いね」


りお「まぁ、私達程ではありませんが」


葵は状況に理解できなかった。


葵「あの…これは一体…?」


なお「さっきも言ったでしょ?今からフランスに行くって。もちろん日帰りで」


葵「フランス!?今から!?しかも日帰りって、頭おかしいんじゃないの!?」


なお「いたってほんきよ。人間には無理だけど、天魔(アタシ達)なら!」


ダイヤルを合わせて扉を開けると、そこは、花の都フランスの光景だった。


葵「う、ウソでしょ!!!!?????」

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