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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ1「ファーストコンタクト」
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第1話「出会い」

上司「では加納さん、貴女の席はあそこなので何か分からない事があったら言ってくださいね」


若い女性「わかりました!早速取りかかります!」


そう言うと黒いショートヘアの女性が自分の席に座った。





私は加納夢麻(かのうゆま)。20歳。A型


私は今日からこのゲーム会社「ホーリーズ」に入社して、小さい頃から夢だったゲームクリエイターになったわ!


そんな私の最初の仕事は、あの有名なゲーム「大決闘スマッシュシスターズ(通称「スマシス」)」の背景担当をされたわ。


内容は…あの「ス○ブラ」に似ている気がするけど…細かい所は気にしないでおこう。


とにかく、背景作りはゲームにとって重要な役割を持っているから、頑張らないと!




夢麻は早速背景のイメージイラストを確認した。


背景のふいんきは、自然風の感じだった。


早速取りかかろうとすると、後ろから誰かが通った。


振り向くと、夢麻はその人物に思わず見とれた。


緑色の髪色にまとまったポニーテール。


身長も高く、クールなふいんきの大人の女性だ。


けど胸はかなりあって、ちょっと羨ましい。


その女性は夢麻の右隣に座り、持っていたコンビニの袋をテーブルの上に置いた。


夢麻「あ、あの!」


その女性は自分のパソコンをつけ、袋からコーラを取りだしキャップを開けた。


夢麻「私、今日から入った加納夢麻と言います!よ、よろしくお願いします!」


夢麻はお辞儀をした。


女性はコーラを少し飲み素早くパソコンを操作し始めた。


夢麻は画面を覗き、驚いた。


なんと、ゲームのキャラクターがみるみる色づけや肉付けをし、3分もせずに完成させた。


夢麻(す、すごい!これがプロのゲームのクリエイター!)


女性は、すぐにモーション班にそのキャラクターを送った。


そして、袋からコーラ味のチュッパチャップスを取りだし口に含んだ。


夢麻「すごいです!さすがプロのクリエイターさんですね!」


夢麻は歓喜の声を上げた。


すると女性は振り返った。


女性「ん?貴女誰?いつから居たの?」


夢麻「え、あの…」


思わず苦笑いをした。


夢麻(き、気づきもしなかったの?私を…?)


心の中で少し悲しんだ。





そう。これがファーストコンタクト。


私がこのきれいな女性。緑天なお(みどりそらなお)との出会いであり、私のこの先の運命を大きく変えてしまった瞬間だった。

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