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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ4「イケメン女子と孤児」
15/123

第14話「しゃると孤児院の仲間達」

しゃるが孤児院に入ると、多くの子供達が出迎えてくれた。


しゃる「みんなお待たせ。お菓子とおもちゃ持ってきたよ」


しゃるは子供達にお菓子とおもちゃを次々と渡した。


中には、二人の子供が1つのおもちゃを取り合ってた。


しゃる「こらこら。ケンカをしちゃいけないよ」


そう言って同じおもちゃを出した。


シスター「あらあら。こんなにはしゃいじゃって」


しゃる「あ、シスターさん。こんにちは」


シスター「紅茶を入れましたのでどうぞ」








孤児院の近くに、複数の怪しい影が動いてた。


?「あそこか、未だに撤去しない建物は」








しゃるは紅茶を飲みながらシスターと子供達と雑談をしていた。


しゃる「そうなんですか。この前あげたお香が効いてよかった」


すると、入り口の方で何か騒ぎ声が聞こえて来た。


急いで行くと、そこにはヤクザっぽい男達がいた。


子供達を蹴飛ばしていた。


しゃる「何なの、貴方達!?」


社長「何だ?この男は?」


部下1「新しいガキの溜まり場の新入りか?」


しゃるは蹴飛ばされた子供に向かった。


しゃる「酷いけが…。なんて事を!」


すると、シスターが駆け付けて来た。


シスター「また貴方達ですか。何度も言ってもここは渡しませんよ」


この言い分は…まさかこいつらは、地上げ屋!?


部下2「いつまでクソガキ共をここに居させる気だ?とっとと飢え死になればいいんだ!」


シスター「ここは神聖な孤児院です。身寄りのない子供に手を上げるとは何事です!」


社長「うるせぇ!」


社長らしき男がシスターを腹蹴りをした。


しゃる「シスターさん!」


駆け寄ろうとしたが、部下たちに押さえつけられた。


社長「ガキ共も捕まえろ!今すぐに取り壊す!」







全員ヤクザ達に手錠で拘束され、身動きが取れなかった。


鉄球を付けたクレーン車が現れ、孤児院を壊そうとしていた。


社長「さて、私自ら壊してやろう」


そう言ってクレーン車に乗ろうとした。その時。


?「やめてっ!」


社長に何者かが押さえつけて来た。


しゃるには見覚えがあった。


しゃる「ゆ、夢麻ちゃん!?」


そこには、アメリカに居るはずの夢麻がいた。


すると、のんが後から駆け付けて来た。


のん「しゃるお姉ちゃん!」


しゃる「のん!?何で二人が?」


のん「夢麻に頼まれてここに来たけど、あのクレーン車が見えて、夢麻が止めようと!」


社長は夢麻を振りほどこうとした。


社長「おい!離しやがれ!」


夢麻「いやだ!絶対に離さない!」


社長「このアバズレが!おい!こいつを引き離して海に落とせ!」


部下二人が夢麻を引きはがし、崖に引きずり出した。


のん「!?夢麻!」


夢麻が放り出されて、のんも飛んだ。


夢麻を抱きしめ、二人共海に落ちていった。


しゃる「のんっ!!夢麻ちゃん!!」


社長「全く。所詮クズはクズだ。おい!そいつらも海に落とせ。この高さなら死体も上がらないだろう。」


その言葉で、しゃるの()()()()()()()()()()


座り込んだしゃるは立ち上がり、手錠を引き千切った。


社長「な、何だ!?」


しゃる「……さぁ…。ゲームの時間だ……」

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