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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
第2章第7ステージ「ラストDLCと海の向こうの大会とマイパートナーと」
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第2章51話「長き日の後の休日」

11月13日午前11時22分天魔堂なおの自室


自室で昼食を作りながらテレビを観ているなお。


その前のソファーにるなが座って観ていた。


何でも、自分の部屋のテレビが故障して修理に出しているらしく、どうしても観たい番組があった為、なおの部屋に来ていた。他の姉妹は留守をして、今日は仕事が休みの為であるから。


観ているのはサッカーの試合で、るな曰く「推しの選手が試合に出てるから」らしい。


その推しの選手のチームがゴールを守っているが、伏せきれずにシュートを許してしまった。


るな「あ〜もう!何であんな見え見えの作戦に引っかかるの!?」


なお「どうやら賭けはアタシの勝ちね。約束通り今日の夕飯はるなが奢りね」


るな「まだ同点で残り時間10分残ってるわよ!ここから巻き返すわよ!」


すると、会社の入口のベルを鳴らす音がスピーカーから流れた。


なお「?もしかして…」


なおは火を止めて入口に向かった。


そして10分後。なおは箱を持って戻ってきた。


るな「もしかして宅配便?何注文したの?」


なお「…麻薬よ」


るな「何!?」


壁のスイッチを押すと、壁が上に開き、難しそうな機械が沢山ある部屋が開いた。


届いた箱をガラスの箱に入れて、そばの操作盤を操作し、中のアームで麻薬を取り出した。


スキャンすると、画面に「純度100%の麻薬」と表示された。


なお「やっぱりスネークがこの前言った通りね」


るな「今どきの麻薬って通販で買えるの?」


なお「スネークの話だと通販ビジネスが進化してて、匿名で売買可能になってて、最近の裏社会では直接会って取り引きするよりも安全且つ確実らしいのよ」


なおは「DELETE」のボタンを押して麻薬は箱事消滅した。


なお「この前スネークにその事実確認をした後に麻薬組織の壊滅を手伝ってくれって頼まれてね」


るな「それで麻薬を買ったと?」


なお「結果は予想通り。これを報告した後に数日後に夢麻とアンジュと共にその1つを潰しに行くのよ」


るな「アタシ達や他の皆は?」


なお「他の所を頼むね。違法なお金が数え切れないほどの額があるらしいから」


るな「違法って…警察は動かないの?」


なお「今の警察はお世辞にも優秀な方じゃ無くなってるし…これはスネーク曰く未確認情報らしいけど…」













同時刻 検事局 桃山キザクラの部屋


先日の一件は全く手がかりを掴む所か、まるで何事も無かったかのようにあの事件は無かったことになっており、検事局の上司達からお叱りを受け、キザクラは頭を悩めていた。


この数年のいくつかの不可解な事件は加納夢麻が関わっている事はわかっていながらそのしっぽすら掴めない。彼女の正体と目的は全くの不明。


キザクラ(一体どうすれば…)


すると、ノックがした後ユズが入ってきた。


ユズ「き…キザクラ姉さん…」


キザクラ「あぁもう!何よ!」


この間の件からユズにも当たるようになり、ユズもビクッとした。


ユズ「さ、最近麻薬組織の動きが変らしく…、組対やキザクラ姉さんに相談を…」


キザクラ「そんなくだらない事でいちいち関わらないで!警察官であるあなたがなんとかしなさい!」


ユズは少しだけ変わった為かイラつきが更に増している。


ユズ「けど…上層部は何故か取り合ってくれず…」


キザクラ「悪いけど…しばらく1人にして…」


ユズ「けど…」


キザクラ「出てって!」


ユズは引き下がり、部屋を出ていった。


ユズが言っていた組織は…実はなお達が壊滅しようとしているのだが…。もしキザクラがこの話を取り合って指揮を取っていたら…なお達のその後の事が、大きく変わっていたかもしれない…。
















11月20日9時12分 某線の電車の中


なおは、夢麻とアンジュを連れて目的の場所まで電車で移動していた。


アンジュ「それで…その違法麻薬の組織を潰しに行くと?」


なお「えぇ。政治は勿論、警察の中にも回っているらしくてね。それがホントならその警察官達が裏で隠蔽しているようね」


夢麻「…」


アンジュ「それで?アタシ達はどこの担当なの?」


なお「……裏カジノよ」

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