第2章38話「大空の向こう」
10月19日 午前6時30分 上空
なおやヒロキ達を乗せたロケットがニューヨークに向けて飛んでいた。
新入社員の詩織は、「私、ニューヨークに行くの初めて」と喜んでいた。
葵「全く…いつも突然なんだから…」
ヒロキ「それは互い様だよ。久しぶりに会ったらふいんき変わってたから」
葵「こっちもいろいろあったからね」
なお達はあっちについてから何を食べようかと話していて、セレッサはパーティ用の料理の試作を作っていた。
ヒロキ「最後に会った時より明るくなってたくさんの仲間がいるんだから」
葵「まぁね…」
…確かに昔のままだったら、今の自分は多分ここにはいなかったであろう。
葵(本当に、何が起きるかはわからないよね…)
同日午前7時 ゲーム会場
ニューヨークに着き、会場に案内されると、そこら中TVやゲーム機、コントローラーがたくさん接されて、スタッフも細かい作業をしている。
夢麻「始まる前とはいえ、すごい数ですねぇ」
亜子「参加者はどれぐらいなんだ?」
ヒロキ「なおさんを含めて約8万人」
葵「8万⁉どれだけ募集したんだ⁉」
ヒロキ「勿論1日では全部終われないから数日で勝ち抜きチャンピオンを決めるのさ。参加資格は事前の予選大会は勿論、ゲーム内での世界戦闘力、他のゲームの経験、プロゲーマーや有名人への招待。なおさんもこの内の1人だ」
なお「8万の中から1人が名誉を勝ち取るか。腕がなりそう」
ヒロキ「色々準備がありますので、なおさんは選手用の入口に、他の皆さんは僕に着いてきてください」
その部屋には、無数のモニターが設置されており、会場中映し出されていた。
ヒロキ「観戦兼防犯カメラをそこら中に設置されている。色んな試合を確認できるし、防犯にも対策されている」
巫女「まるでスパイ映画だな」
ヒロキ「次はゲストを紹介します。各世界中の有名人が集まっているけど、その中でも有名中の有名。『桜』さんが来ています」
夢麻「え!?あの桜さんも!?」
もう知っている方がいると思いますが、スマシスの元ネタの最後のキャラが発表されました!実は、密かにある計画を進めていたのです。配信日には投稿予定です。なので来週の投稿はお休みします。遅れたらすみません。