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ゲーム&エンビル!  作者: ユーマ
ステージ3「ツンツンツンデレガール」
10/123

第9話「噂のあの子はツンデレ?」

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始めから

オプション


『プレイデータ』

第2章までクリア

プレイ時間01:54






6月のある日の朝


ベッドで爆睡していたなおは、目覚ましの音で目を覚ました。


なお「あ~良く寝た」


なおはベッドから降りて、キッチンに行ってお湯を沸かした。


棚からチキンラーメンのインスタントラーメンと丼を取り出し、冷蔵庫からコーラとタマゴ1個を取り出した。


テーブルにそれらを置いて、テレビをつけた。


ニュースキャスター「…では次のニュースです。先月解決した賭博事件の続報です。逮捕された主犯の裏影健也容疑者は、1年前に1人の女子大生を大量の金をむしり取り、自殺に追い込んだことが判明されました。裏影容疑者の仲間の供述によると、自殺に追い込んだ後、その女子大生の悪意な噂を流して評判を落としていたようで、遺族には、だまし取られたすべての金の返額と賠償金が支払われる模様。また、逮捕された当時、裏影容疑者はどういうわけか錯乱状態であり、仲間も、『化け物だ!俺達も若い女の姿をした化け物に殺される!』っと意味不明な供述をしており、警察は余罪を追及しています…」


なお「どうやらあの子の名誉も回復できそうね」


そう言いながらなおは沸かしたお湯で、麺が入った丼に入れ、卵を入れて蓋をした。


すると、スマフォが鳴り、電話に出た。


なお「もしもし?あ、のん?」


のん『お姉ちゃん。最近ゲームの開発が遅れているわよ。もっと化身を増やしてくれない?』


なお「あのね。化身を使うの、結構疲れるんだから…」


のん『分かっているよ。だからアタシも他のお姉ちゃん達も化身を増やすから。あ、それと明日、P3のゲーム発表会だから準備して』


そう言って電話が切れた。


のん「全く。のんったら簡単に言っちゃって…まぁいいけど」


なおは何かを呟くと、身体から5つの光の球が現れて、それがなおに変わった。


なお「至急キャラのモデリングとモーション作りをして!アタシも食べ終わり次第すぐ行くから」


化身達は敬礼して開発室に向かった。


なお「そうだ。夢麻にはあの事を伝えとこう。きっと喜ぶかも」


なおは再びスマフォを操作した。







夢麻は今日は休みなので、自宅でゲームをしていた。


夢麻「さてと、ここを攻略するには、あの仕掛けを解かなきゃいけないのね…。それにはあのアイテムを手に入れなきゃ…」


すると、スマフォが鳴り、電話に出た。


夢麻「もしもし。あ、なおさん。何ですか?」


なお『夢麻、貴女、P3って知ってる?』


夢麻「知ってます。年に1度にこの時期、アメリカでやっている大きなゲームの発表会ですよね?」


なお『知ってると思うけど、それにスマシスの発表があるから、それを直に見てみたい?』


夢麻「え!?P3に行けるんですか!?行きます行きます!けど、アメリカは遠いから、今からじゃ間に合わないんじゃ…?」


なお『大丈夫。天魔堂は日本だけじゃなくどこでも行けるのよ。アメリカでも宇宙の果てでも』


夢麻「そうなんですか!?」


なお『ウソをついてどうする?勿論他のゲームも遊べるから、すぐに支度して』


夢麻「分かりました!すぐに旅行の準備をします!」


なお『楽しみにしててね。…あ!5分も過ぎてた!麺がのびた!!』


夢麻「?」


何か騒いでたが、気にしないでおこう。


夢麻はすぐにセーブして出かけた。






原宿


別名「ファッションタウン」であり、人気ゲーム「キュアパラ」の舞台でもある。


別名の通り、沢山のブティックがあり、様々な個性のある服が売っている。


夢麻はどの店で旅行用の服を買おうか見渡しながら歩いていた。


夢麻「さて、どんな服を着て行こうかな?」


ルンルンしながら店の中に入っていった。


すると、レジから声がした。


?「そ、そこまで言うんだったら、買ってあげてもいいのよ!」


赤髪のツインテールの女性が服を買おうとしていた。


?「ホントは買う気なかったけど、そこまで似合うだったて言うなら…。別に、初めから買うなんて思ってないからっ!」


今噂のツンデレのようだ。アニメとかではよく見るけど、現実で見るのは初めてだ。


レジのカウンターに、ドンっと服の代金を突き付けた。


?「おつりはいいわ」


そう言って服を持って出ようとした。


店員「あの、足りませんけど」


そう言われてずっこけた。








その日の夜


夢麻は旅行用のケースを持って会社に向かった。


会社に入ると、なおとのんが待っていた。


なお「待っていたよ。突然で悪いわね」


夢麻「いえ。P3に行けるならどこまでも行けます!この私を助けてくれたし…」


夢麻は周りを見渡した。


夢麻「あれ?貴女達二人だけですか?確か、姉妹全員で来るって聞いたのですが」


のん「1人は遅れてくるんだけど、他の二人は外せない急用ができてこれなくなっちゃって」


夢麻「そうなんですか。その遅れてくる姉妹は?」


なお「もうすぐなんだけど、ちょっとめんどくさい性格でね…」


めんどくさい?一体どんな人だろう?


すると。


なお「あ、来た来た」


夢麻が振り返ると、そこに居たのは、原宿の店に居た、あの赤髪の女性だった。

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