第0話「プロローグ」
初投稿です。不束者ですがよろしくお願いします
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かつてこの世には、天使と悪魔が存在し、私達人間達を時には見守り、時には弱き者の力にもなり、3つの種族が共存していた。
しかし、時代に進むにつれ、人間は天使と悪魔の存在を信じなくなり、忘れ去られ、何時しか悪き者が弱きものを差別することになった。
だが、天使と悪魔達はけして存在自体を失ったわけではない。
存在を忘れ去られただけで、時代が幾度なく過ぎても、天使と悪魔はこの世に存在するのである。
そして、今の人間には知らない間に新たなる種族が誕生したのである。
人間達に忘れて間もない頃に天使と悪魔の混合の子孫を残し、密かに人間の世界に溶け込んで暮らしているのである。
彼女達は、今社会現象であるゲームやネットのトラブル。パワハラやイジメ等に興味持ち、今もどこかで弱き人間達の為にそれを解決するためにどこかに飛びまわっている
私達は彼女達の事を天魔と呼ぶ。
某月某日某時刻 某所
1人の女が、とある酒場に入っていった。
何人かの先客がその女に背を向けながら話しかけた。
悪魔顔の客「…ナオか。またお前さんのお袋に呼ばれたんだってな…」
天使似の客「本当に人気者は辛れぇよな。今度はどこで仕事するんだ?イタリアか?フランスか?」
ナオと呼ばれた女「…ジャッパーンisトーキョーよ」
その返答で驚いた2人はナオの方に振り向いた。
悪魔顔の客「日本の東京だと!?」
天使似の客「それじゃ、例の噂は本当だったのか!?」
ナオと呼ばれた女「しばらく長旅になりそうね。最初は妹達と共に私がやりたかったゲームの会社を立てて様子を探るわ」
そう言ってその客達の前を通り過ぎ、酒場の奥にある扉を開き、漏れ出た光に包まれた。
その女の名は…。