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幸福指数の導入

この小説は当然フィクションです.現実の問題や個人の思想,宗教などを否定するつもりは毛頭ありません.もしそのようにとらえられてしまったとしたら,それは筆者の力不足です.私自身,特に現実につなげて考えているつもりはありませんのでご了承ください。

 『人間は幸福に生きなければいけません.幸福に生きることは人間の義務なんです.とある哲学者は言いました.「人よ,幸福に生きよ!」と.しかし,わが国では自ら命を絶つものが多い.若いうちから心を病んでしまう人が多い.とても悲しいことです.そこでわが国では,個人の幸福度合いを数値化し,見える化することにしました!簡単に言えば,幸せか否かが一瞬でわかるようになります.そうすることで,幸福を感じていない人に対して素早く対応することが出来るようになります.そういった人に対しては,原因をとことん追求し,その人が幸福を感じることが出来るようにサポートしていこうと思います!』

 そうして,国民一人一人の「幸福指数」の見える化を実現した国がありました.初めは皆が戸惑い,訝しんでいました.しかし,時間が経つにつれてそんな不安はなくなっていきました.なぜなら,政府の対応がしっかりとしていたからです.宣言通りに,「幸福指数」が低い人をサポートし国民全体の「幸福指数」を確実に向上させていったからです.国は城でできているわけではなく,まして一人の君主でできているわけではありません.国は国民がいるから成り立っているのです.国民が幸福になることで,国も富みました.国民の心に余裕ができ,労働力が向上し,少子化問題も解決しました.これまで何年も悩んできた問題が簡単に解決していきました.こうして世界で一番,国民が幸せな国が出来上がりました.世界中の人々はその国を「楽園」と呼び,いつしかそこで暮らすことを夢見るようになりました.

 しかし,永住希望者全員を受け入れるほど国にお金があるわけではありません.ですので政府は一年に一度だけ政府の選考に合格した者数名を受け入れる,といった形式をとりました.さらに国の周りには壁を作りました.密入国者と外界からの攻撃を防ぐためです.これは政府にとってはほとんど賭けでしたが,真摯に説明すると国民は受け入れてくれました.このときは,誰もが今の日常が続いていくと根拠もなくそう思っていました.


なんとなく書き始めてみたので,完結できるかはわかりません.テストもかねて,とりあえず連載してみました.

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