トゥーシャと名乗った時
これからは気まぐれに更新しますので、末永くみまもってください。
「こんちは」
入ってきたのは小さな子供だった。
おっさんはその子の前に行くと頭をなでて、「いつものやつやな」ニカッ と笑顔を見せた。
そのとき初めて緊張がとけて楽に動けるようになった。
おっさんの名前はギア・クルスと言うらしい。ちなみに子供も奥さんもいるが家の方にいる
で、さっきの子は近所の子でいつもここに来るらしい。
「で、おまえの名は何て言うんだ?」
ギアさんに言われて俺は ここで本名を言うのは何かと後で面倒に巻き込まれるんじゃないだろうか?
と思い、ネットで使っているネームを使うようにした。
「僕の名前はトゥーシャ、チルク・トゥーシャです。」この名には色々意味があるのだが今は言わない。
「ほう、いい名だな」オヤジはそう言い「ときにトゥーシャよ、何しにここに来た?」
それぐらいはいいかなと思いここに来た経緯を話した。
オヤジとしばらく話して突然オヤジが「ここに住んでみないか?」と言ってきた。
突然の申し込みだってびっくりしたが、今はこの世界のことを知らないし、ここに住んで情報を集めるのも悪くないと思い、
「是非!」と答えた。
住むと言ってみてもお金もなくどうしようか。と考えているとオヤジが金ならいらんと言っていたので問題はない。
とりあえず家の場所を聞くとそこに向かってオヤジと話しながら言った。
色々教えてもらいながら歩いた。ここの治安やこの世界での歴史、あとはお金のことを教えてもらい目的地についた。
(ちなみにここの治安はなかなか良く歴史もここ200年戦争も無くお金は、金貨=銀貨100枚、 銀貨=銅貨100枚で、日本でいったら・銅貨1枚=1円ぐらいだそうだ。)
目的の家は前に住んでいた家らしい。取り壊すのが面倒だったので、置いてあったらトゥーシャが来た。と言う具合であった。
とりあえず家に入る。家具があり家族が今まで住んでいたと思わせる痕跡もあるいい家だった。
「後は好きに使っていいからな。」そういい「夜7時ぐらいに食堂に来いな。」と言って僕一人を残して帰って行った。