『人間の体って不思議』〜みえない光が見えるそらし目の話〜
視力の弱い私は、部屋の電気を消してエアコンの方を見る。真っ暗でまったく何も見えない。
けど、視線を斜めにしてみると、エアコンがついてるときに点灯する鈍い光が視界の端に見える。
視線をまっすぐに戻してみる。
そこにあるはずの光は見えない。
◇
「暗闇の中で視線をずらすと光が見える」
この経験を初めてしたとき、私は自分の目がおかしくなったと思った。
眼科でその症状を話すと、医師はすごく不思議そうな顔で「なんでしょうね。疲れ目だと思うけど⋯」と言い、何の問題も見つからなかった検査結果を見ている。
医師の背後に立つ看護師さんは、ビタミンの話をしてくれた。なんでも、「ビタミンが不足しても暗闇での視力が落ちる」らしい。
私は日を改め、もう一件、眼科を受診した。
けれど、分かったことと言えば「眼科医でも分からない謎の症状がある」ということだけだった。
AIに聞いてみる。すると、「それは『そらし目』と呼ばれる天体観測の技術と同じ原理です。人間の眼球は光を直接見るより、視界の端で捉えたほうが光を感知しやすい」とのことだった。
Googleで「そらし目」と検索してみる。
すると、本当にそういった物があるようで、天文学のサイトや小学校の教師も「そらし目」の解説をしている。
(原理を知りたい人は、『そらし目』って調べてみると面白いと思う。)
しかし、目の専門家である眼科医が、こういった「人間は視界の端のほうが光が見える」という目の性質を知らないのはよくわからない。
AIの推察いわく、「眼科医は目に関する知識や異常をとらえる訓練の経験を持っていますが、構造による仕様とあなたの訴える症状が結びつかなかったのでしょう」とのことだった。
⋯⋯まぁ、理由はどうであれ、「そらし目」という技術は、暗闇で光を探すのに役立つから、暇なときに試してみると面白いと思う。
正直言って、結構難しい。
視界の端で物を見ることなんて無いから(多分⋯?)。
まず、暗闇で光のある方向を見て、あるはずの光が見えなければ、視線を横や斜め上にしてみると、視界の端に光が映るはず⋯⋯。
眼球に痛みがでるほど、
視線を横にしたりする必要はないみたい。
雑学って面白い( ゜∀゜ )




