奥付、 巻末附録 及び 後書き
― 人間存在の實存的分析による存在論考 ― 『空』 書画彫工目次
出像画工 同源 叭羅蜜斗
浄書筆工 天平 普蕭
剞劂人 彝之 〆裂
時旧暦平成廿參年辛卯師走辛丑大寒款冬華吉日全書無闕遺焉
発 販
書 行
天之 哥舞妓
平衛 隆臥
彝佐 早蕨
白舟 大樂
炎 春慶
【巻末附記資料】
(原文)
龍峯寺僧 龍鳳 公案録「叙無記」肇輯第十七段
眞曰、文趣眞奚焉にしあるとも、究竟也
龍曰、巻子皆同じう究竟ならずや
眞曰、隹文究竟の所以※
(口語訳)
眞巌が言った「この書に何が記されていようと、この書は究竟の書である」
龍鳳が言った「ならば、すべての書が究竟の書ではないですか」
眞巌が言った「それこそがこの書の究竟のゆえんである」
註)龍峯寺の僧、眞巌が弟子、龍鳳が龍呑神社に奉献した
公案録「叙無記」肇輯第十七段より抜粋。
白善禅師、この段を讃じて曰く、「森羅万象を平等に
貫通せる無記を露呈す」
【追加附録】
https://ss1.xrea.com/sylveeyh.g2.xrea.com/index7-2.html
(後書き)
本書は文藝春秋社主催の文學界新人賞に三度までも応募され、終に一次の選考をすら通ることもなく、今日に至ったものである。されば紙片やインクの染み跡にしからざるもの、黄昏時の茜の日射しを浴び、織られ絡ませられたるパルプ繊維の一々を燦めかせ翳りを做す。そのさま欝憤やる方もなく、顔を顰めたる偏屈の表情を爲し、ユーモラスですらある。




