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第95話 黒の女神を甘やかす計画その1

「ねぇ蒼君?」

「はい……」

「私が何を言いたいかわかりますか?」


……いやいや、俺はそんなに強く握ってないのに後が付くブラがおかしいだろ!


俺は澪を自分で直させるように仕向けたのに、洗濯物の部屋から出てきた瞬間、ソファーでゴロゴロしながらアニメを見ていたのにテレビを急に切り、俺を食台の椅子に座るように殺気のような禍々しいオーラを出しながら指示してきた。


「ブラをもんでしまいすいませんでした……」


だってさ、俺にも性欲ぐらいあるんだからさ、それを踏まえて考えてみろよ、置いてあるほうが悪いじゃんか


「本当に、私で良かったですね……」


澪はいつもの様に聞いているだけで落ち着く声色から一転、今の声は赤ちゃんに聞かせてしまえば泣いてしまうように、低く恐ろしい声だった。


「……すいませんでした」

「はぁ……これを最後にしてくださいね」

「わかりました」


澪は俺にきつい言葉を残して、ソファーに戻っていった。

とある言葉を吐きながら


「私のお胸を揉めばいいのに……」

「ん、なんか言った?」

「別に……」


なんか耳赤くなってるし…いやまぁそうか、異性から自分の大切な物を揉まれたんだもんな、羞恥心ぐらい出てくるのだろう


「今日は添い寝しますからね」


俺が2階に上がろうとすると、後ろから澪がソファーから身を乗り出して言ってきた。


流石にこれを断ったら澪がやばくなりそうだな


「わかった」


◆◆◆


「蒼君」


自力でMIXをする為の勉強をしていると、ドアの向こう側から澪の声が聞こえたので、澪に『入っていいよ』と言った。


澪は水色のネグリジェを着ていた。


こいつもしかしてわざとなのか?

普通に考えて、さっきあんな事があったのに自ら色仕掛けしてくるかね。


しかもめっちゃいい匂いの香水もつけてきてるし……もしかしてやりたいのか?


澪をガン見すると、布団の上で小首を傾げた。


人形かよ……


今、俺は澪の事を少しだけエロいと思いながら見てしまっている。

だってさ、童話とかで出てくるプリンセスが着てそうなネグリジェを身につけている、普段は清楚な女性を弄りたいと思うのは仕方ないでしょう


……切り替えよう。


俺は先ほどまで考えていた事を忘れる為、澪に聞きたかった事を質問した。


「なぁ、澪ってマイク買った?」

「もちろんです、因みに、歌ってみたを上げてる人達から評判が良いものを選びました。」

「じゃあ、いつでも歌える?」

「明日以降だったら……なるべく速い方が良いですかね?」


なるべく……速い方が良いよな。


「そうだな…まぁ自分が納得するのを送ってくれたらこっちとしては嬉しいかな」


それまでに澪の歌声を更に良くするMIXが出来るようにならないとな。


澪に視線を戻すと、少し俯いていた。


「私の事をを応援してくれていたリスナーさんは戻って来ますかね……」

「復帰の告知をトゥイッターっでしたら結構良い反応だったんでしょ」


澪は小さく頷いた。


「じゃあ、自信持とうぜ……新しい新生柳レイを皆に見せるんだろ?」

「ふふ、そうですね、咲茉ちゃんも私の復活のための体も準備してくれますしね」


あー、そうだったな、Vの体を授けようみたいなこと言ってたな……多分凄腕の絵師さんに書いてもらっていると信じよう。


「そうだな、とっても可愛い体ができると思うよ」

「まぁ、可愛い体のほうが私としても嬉しいですね」

「そうだな」


俺は澪に微笑み、MIXの勉強を再開した。


へぇー、やり過ぎにも注意……MIXのやり過ぎてなんだよ。

MIXで絶対にすべきなのはノイズ除去ね、オッケイ、オッケイ。


俺はパソコンで勉強していると、後ろから服の裾を引っ張っている感覚がした。


かまちょかよ…まぁ、澪だから良いけども。


「どうしたの?」


ちょっと弄りたいのでわざと澪の方を見ずにパソコンを見ながら声だけで答えてみた。


「ねぇねぇ……」


あ、死ぬ。

尊死する。


「蒼君……」

「ちょっと待って」

「……蒼君…」


少しだけ声量が落ちてきた。


ちょっといじめすぎたな。


「ごめん……よし終わり、澪おいで」


俺は椅子でくるっと澪の方を向き、両腕を広げた。


澪は目を煌めかせて、俺の膝にちょこんと座った。


「えへへ……ん」

「はいはい、よしよし、澪は凄いね」

「……もっと…」


澪は体の向きを変えて顔を俺の胸に擦り付けながら、澪は頭を撫でろと要求してきた。


「いいよ……気持ちい?」

「…はい…落ち着きます」

「そう」


俺は澪が満足するまで頭を撫でつつ付けた。

できる限り優しく…それを心がけて撫でていたら俺の胸の中で可愛い寝息を立ていた。


おいおい、こいつ寝やがってるし…まぁいっか


俺は澪をなるべく起こさないように腕を膝と肩に回してお暇様抱っこで布団にゆっくりと寝かせ、布団をかけた。


俺も寝るか


俺は澪の頭をもう一回頭を撫で俺も布団の中に入った。


「おやすみ、澪」


澪の額にキスをして俺は深い睡眠に入った。





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