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第84話 おかしいなー

「もう満足した?」

「はいっ、ありがとうございます」


澪は俺の膝から降りて、キッチンに向かった。


「今日の晩ごはんは何が良いですか?」


このとき俺は、勉強してて良かったと思った。


これで、なんでもって答えると妻はブチギレるってネットに書いてあったはず。

だったらここは素直に自分の食べたい物を言ったほうが良いな。


俺は、一旦料理の手間なんて考えずに、素直に自分が食べたい物を言った。


「チャーハンが食いたいです」

「またですか……お昼にも食べましたよね」


澪は少し呆れたように小さくため息を付いていた。


だって美味しいんだからしかたなくない?

それに、ラーメン屋のチャーハンも良かったけど、夏休み中に食べた、澪特製のチャーハンの方が美味かったしな。


「まぁまぁ、良いじゃないか、澪のご飯だったら常に美味く感じるし、連チャンで食べたところで店のチャーハンより美味いし、味も違うから飽きないよ」

「そ、そうですか……」


澪は自前の綺麗な黒髪を手で触りながら、恥ずかしそうに答えた。


俺はそのまま2回に上がり、自室に引きこもった。


「にしても……マジで運が良いな」


SNSでの反響もいい感じだし。


電車の中では調子に乗らないでおこう的なこと思ってたけど、客観的に見てこれは凄いことだろ


俺は少しの優越感に浸りながら、パソコンの電源をつけた。


今日は新曲のメロディーでも考えようかな


俺はそう思い、作曲アプリを開いた。


「とりあえず、次は秋風の曲を作りたいなー」


俺は名前をつけて保存という所にマウスカーソルを動かし、作曲ファイルの名前を秋の曲に変えた。


そして、エクスプローラーを起動すると、そこには俺が何回も案を作っては消してを繰り返した跡。

――キモいほどのファイルがあった。


うっわ、きたねぇ、流石に整理するか


俺は幾つかのいらないファイルを選択してゴミ箱に送った。


俺はそのままゴミ箱を開いて送ったファイルを消していると、そこには知らないフォルダーがあった。


なんだよこれ、怖いんだけど。


俺は恐る恐る、そのフォルダーを開いてみた。


これって配信ソフトじゃないけ?

え、もしかして俺の家にわざわざ侵入して配信してる人いるの?

しかも俺のパスワードも解読してるって事でしょ

……ワンチャン澪説もあるのか?


現状、ゴミ箱の中に配信ソフトをぶち込んだ犯人として考えれるのは、澪か不審者のどちらか。


流石にこれは澪予想に分があると思うけどなー


でも、澪って人前に立って喋ると緊張しまくってまともに話せないと思うけど。

……密かに応援してあげようかな、できたら歌とか提供してみたいけど。


俺はとりあえず、配信ソフトが入っているファイルは消さないでおいた。


……ワンチャンがあると思うし、小型の監視カメラでも買おうかな


ブラウザを立ち上げ、『小型監視カメラ』と検索してみた。

値段を見る限り安いやつは1000円程度で買えるものもあったが高いやつとなると10万を超える値段の物もあった。


明日にでもアミューに行って買うかな、流石にアミューには置いてあるっしょ。


明日の予定を立て、俺は作曲ソフトのアイコンをダブルクリックした。


◆◆◆


「配信のタイミングが土日の部活に行っている時だけって、流石にリスナーさん達も満足して見る事できないですよね……パソコンを買いましょうか」


私はチャーハンを蒼君はたくさん食うと思ったので4人分作り、チャーハン作りを終えたので、スマホでパソコンを調べていました。


私が動画を上げてるっていうのはお母さんには買う時に説明するとして、蒼君には誕生日の時にプレゼントをあげる時に言いましょう。

スーパチャットと歌の再生回数で蒼君が前言ってたげーみんぐぱそこん?ってやつは買えると思いますけど。


蒼君のパソコンではぬるぬる動いてるので、同じ括りのゲーミングパソコンを買えば、きっとハズレはないでしょう。


私は『ゲーミングパソコン おすすめ』と打って検索してみました。


えっとおすすめ1位は……


「2、20万っ!」


私は衝撃的な値段を見て、声が漏れてしまいました。


でも、買ったら仕事終わりのサラリーマンさんでもライブで見る事ができますよね。


でも20万ですか……流石に明日にでもお母さんに動画あげてるんだって言って味方につけた方が良いですね。

遅くなったとしたらお母さんの性格的にダメって言いそうですし


私はお母さんとお父さんを味方につけるべく準備をしに色々な情報をソファーに寝っ転がりながら調べることにしました。











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