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第80話 黒の女神は心に悪い

「ん……今何時だろう……2時か」


俺は壁に掛かっている時計を見て確認した。


澪をいかせた後は適度な雑談をして寝たが、俺は清楚な澪が俺に弄られている風景を間近で見たせいで興奮し、深夜2時になっても未だに興奮の熱は冷めないし、未だに澪の胸の感触が残っている。


貧乳の胸も悪くないな…まぁ、巨乳はもんだことないからわかんないけど


胸の中ではでは規則だたしく可愛らしい寝息を立ててたまに体を動かしてベストポジションを探したりしている澪が居る



俺はそんな愛おしい俺の嫁を見て笑みがこぼれながら、起こさないよう慎重に頭を撫でた。


「ん……えへへ……」

「可愛いな」


澪の全国男子高校生を殺すかのようなくっそ可愛い寝言で俺の理性は尊死。

流石にこれで耐えれる心の持ち主はいないだろう、特に桜島高校生にとってはクリティカルだよな。


窓から見える半月の月明かり。

それのせいか少しだけこの部屋が幻想的に感じる


とりあえず明日は自主練に集中して、帰ったら澪を甘えさせるか


明日の予定を立て、俺は澪の髪をかきあげおでこにキスをして寝た。



◆◆◆


「——きろ、起きろ」

「……んあ、朝ですか?」


私は蒼君に体を揺さぶられ起こされました。

普段だったら最悪な目覚めですが、相手は私の愛してやまない蒼君なので不快な思いなんてまんざら無く、逆に幸福な思いしか感じれません


「はは…おはよ、澪」

「おはようごじゃいます」


蒼君とおはようの挨拶を交わした後、蒼君は頭をなでなでしてくれました。


たとえ由依さんはという人が蒼君をたぶらかしても、蒼君からの初めては私という事実は変わらないですし、蒼君の性格上私思いなので誘われても拒否ってくれるでしょう


私がそんな事を考えていると


「っあ……」


蒼君の少しごつごつとしたなでなで鋭い手が離れてしまいました。

そんな手を私が逃す訳なんてありませんのですかさず捕まえて、今度は自分で蒼君の腕を動かしてなでなでしました。


「わかったけど、部活があるから」

「っあ、私の…」

「私のじゃねえよ」

「そんなぁ」


蒼君の手でなでなでしていたのに、部活があるせいで振り払われてしまいました。


寂しいですが、夫を支えるのは妻の役目です、部活終わりにたくさん甘えればいい話です


「……朝ご飯準備しますね」

「あぁ、お願い」


私は蒼君の胸に顔を擦り付けてから離れ、1階に降りました。


よし、頑張りましょう


◆◆◆


「っあ、由依さん変わりますよ!」

「いや、このぐらい——」

「俺が先輩達に怒られます」


桜島高校男子バスケ部においてマネージャーは国宝、そう教え込まれており、俺としては国宝が家にいるので比べたら由依さんなんて霞んで見えてしまうが、マネージャーが荷物を持っているというこの状況を見られると俺の命が終わる。


俺は由依さんから荷物を奪う形で荷物をとり、そのまま体育館に向かった。


中ではボールが付いている音が幾つもあるので、俺はできる限り急いだ。


「お疲れ様です」

「お疲れぇ」


中には1対1やシューティングをしている先輩たちが数人いた。


ホワイトボードには既に練習メニューが書かれており、荷物を置くついでに見に行ってみた。

そこには殺意マシマシな練習メニューが書かれてあった。


「ランの後にサーキットかよ、ゴミすんぎ」


サーキットとは、簡単に言えば1対1をしまくる練習

疲れていない状態だったら別に苦ではない、しかし、この練習の前にはランメニューというゴミが鎮座しているので面白くない練習メニュに大変身しているのだ


「帰ったら澪を眺めれるんだし、頑張るか」


そして、カスみたいな練習を見事澪のお陰で俺は乗り越え、待ちに待った自主練タイムに入った。



「じゃ、1年生は今月末に大会があるから頑張るように、解散」


よし、シューティングしよ


俺は近くにいた義隆に声をかけた。


「義隆、シューティングしない?」


義隆はタオルで汗を拭きながら、答えた。


「良いよ」

「ありがと」


それからというもの、俺と義隆は10本ずつ交互に撃っていき、1時間程撃った後、康太郎達がこちらに近づいてきた。


「なぁ、今日ラーメン食いに行かない?」

「あー、俺は良いけど、蒼は?」

「俺は……」


うわ、どうしよっかな、ここで拒否ったりしたらなんか疑われてダルそうな展開になるのはわかるけど、澪に少しでも早く会いたいしな……いや、ここでだるい展開になる方が澪としてもめんどくさなるだろうし、俺の選択ミスで澪に負担がかかるのは嫌だな


「行こっかな」

「よし、じゃあ行くか」


俺は康太郎、久則、志歩、義隆の5人でラーメン屋に向かった。




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