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これは、勇気と希望の物語。……だったはず。

作者: 三日月蜜柑

初投稿です。

書きたいところだけを書こうとした結果、

このような形になりました。

いろいろと拙いと思いますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。


 涼しい風が吹いて、思わず顔を上げる。空には星が輝いている。生憎と雲が多くて満天の星空とは言えないが、それでも雲間から覗く星は美しい。やせ細った月は、きっとどこかの雲の後ろに隠れているのだろう。

 穏やかな夜だ。明日が魔王との決戦の日だなんて、嘘みたい。

 

 最も勇気ある者が引き抜くブレイブソード。それを引き抜いた人が勇者に選ばれて、魔王討伐の旅に出る。

 そうして選ばれた勇者様は、魔王討伐のために仲間を集めて旅に出た。

 私は、その仲間の一人。一人で魔法薬を作ってニヤニヤしながら暮らしていたのだけど、ある日突然、勇者様が仲間になってほしいとスカウトに来た。腰が抜けそうなほど驚いたし、丁重に断っていたのだけど、とても熱心に誘ってくれるから、つい頷いてしまった。キャッチコピーが魅力的だった。勇者様、勧誘の才能ある。

 それからの日々は目まぐるしく過ぎていった。自分がお荷物ではないかとびくびくしながらも、勇者様も仲間の皆も大変よくしてくれたので、どうにかこうにかここまでついてくることができた。

 そして明日、いよいよ魔王城に乗り込んでの決戦の日。日中は各々が明日の準備や休養で自由に過ごしていたが、夜になったら最後の晩餐(に、ならないように願掛け)は皆で囲もうという話になった。時間になっても現れない勇者様を呼んでくるよう頼まれた私は、浮遊魔法で宿屋の屋根に上がる。勇者様はなぜか屋根に登るのが好きなのだ。屋根があるところで休むと、勇者様は大抵屋根に登る。そして浮遊魔法を使える私が呼びに行く。

 屋根には、予想通り勇者様が寝転がって空を見上げていた。


「勇者様」


 来たことはとっくに分かっていただろうに、声をかけてようやく、勇者様はこちらを向いた。


「エミュか」


 勇者様はいつも笑顔を向けてくれる。人々を安心させるために、常に笑顔でいることを心がけているという勇者様。本当に尊敬する。


「そろそろ食事の時間だそうですよ。行きましょう」

「待ってくれ、エミュ」


 すぐに戻ろうとする私を、勇者様が呼び止める。これもいつものことだ。少しだけ他愛のない話をして、皆を待たせたら悪いから、と早々に戻る。


「少しだけ、時間をくれないか。一緒に星を見よう」

「え?」


 私は少なからず驚いた。いつもは「ちょっとだけ話をしよう」と言われるのに。今日は、皆が待っていると分かっていて、二人で寝転がろうと誘われたのか?


「で、でもみんなを待たせて……」


しどろもどろ言っても、勇者様は寝転んだまま、起きあがろうとしない。


「雲が少し多いね。君の魔法で吹き飛ばせない?」


 空を見つめたまま話し出す勇者様。

 私達のパーティで一番頑固なのは勇者様。勇者様が納得できないといえば、大抵は「仕方ない」で通るくらいには、みんな了解している。だから多分大丈夫だろうと踏んで、勇者様の隣に寝転ぶ。屋根、結構痛い。お陰で滑り落ちもしないけど。


「私の魔法じゃ無理ですよ」


 私の専門はバフとデバフ。特にデバフ。それから状態異常の解除といった、身体に関するものが多い。攻撃魔法も使えはするけど、得意ではない。

 浮遊魔法が使えることはちょっとだけ誇れるけど、一度に浮かせられる重量はあまり多くないし、自在に飛べるのは自分一人。

 何が言いたいかというと、私は大した魔法使いではないということ。私より強くて優秀な魔法使いは世の中にたくさんいる。

 バフやデバフは、相手によって必要でないこと、効かないこともあるから、私は戦闘では役に立ったり立たなかったり。それでもお荷物呼ばわりせず仲間として認めてくれた皆には感謝しかない。


「そっか。じゃあ、一緒に星と雲を眺めよう」


 私がそう答えるのを知っていたのか、勇者様はさして残念そうでもない様子で微笑んだ。私も空を見上げる。

 先ほど屋根に上がる前に見た時よりも、空が近い気がする。大して近くなったわけではないのだけど、少なくとも視界に広がる夜空は先ほどよりもずっと大きい。


 「勇者様は、星を見るのが好きなんですか?」


 私はこれまで、あまり星を見上げる余裕がない生活を送っていた。ずっと自分の手元ばかり見ていた。勇者様の仲間に加わってから、少しずついろんなことを見て、考える時間ができた。


「どちらかと言えば好きかな」

「どちらかといえば?」


それって、あまり好きじゃないということ?

 ――そういえば、私は勇者様のことをあまり知らない。

 勇者様だけではない。仲間である皆――ビーのこともクレアのことも、あまり知らない。もう魔王との決戦が明日に迫っていて、つまりは私達の旅の終点も目の前なのに。

 自分のことを聞かれるのが怖かったから、誰かのことを尋ねることもしなかった。安心はしてるけど、寂しい気持ちもある。なんて身勝手なんだろう。


「エミュ、どうかした?」


 何も言えずに黙り込んでいると、勇者様が不思議そうにこちらを見ている。


「ごめんなさい、何でもないです」


 謝りながら振り向くと、勇者様と目が合った。

 ――この世界で、最も勇気がある人。

 私とあまり歳が変わらない、普通の青年。

 ……好青年。

 ……顔が良くて性格も良い好青年。

 勇者様は結構何でもできる。力はあるし足も速い。手先も器用だ。魔力には恵まれなかったようだけど、体を使うことなら大抵は上手にこなす。

 でも、剣に選ばれるまでは小さな村で暮らしていたごく普通の少年だったという。当然、魔物と戦う機会なんて全くなかった。


「……勇者様、やっぱり聞いてもいいですか?」


 勇者様に比べたら、勇気なんて持っていないに等しい。でも私は、私が持ち得る勇気を振り絞って、一歩踏み込んだ。


「もちろん。何だい?」


 わたしの胸中なんて存ぜぬだろう勇者様は、変わらない笑顔であっさりと頷いてくれる。


「そ、その……」


 駄目だったら引き下がろうと思ってた。そして駄目だろうと思ってたので、想定外の了承にちょっと詰まってしまった。

 ええい、ままよ。


「勇者様は、怖いって思うことないんですよね。それって、どういう気分なんですか?」

「え?怖いと思うことはあるよ」

「え?あるんですか?」


 あるんだ?魔物と戦う時、勇者様は一切の躊躇を見せないから、恐怖なんて感じないのかと思ってた。勇気に溢れているから。それこそが勇者の資格とかなんとかなのかと。


「あるよ。僕は人より勇気があるのかもしれないけど、恐怖を感じないわけじゃない。それに勇気だって、そう褒められるようなことじゃないよ」


 勇者様は、空を見上げた。私も空を見る。心なしか、雲が減った気がする。


「確かに僕はブレイブソードに選ばれたけど、それは魔物と戦うことを恐れない勇気を評価されただけで、誰よりも勇気があるっていうのとはまた違うと思う」

「魔物と戦うことを恐れない勇気?」

「正確には、「困難に立ち向かう勇気」だね。ブレイブソードが選ぶのは、困難に立ち向かう勇気を持った人間なんだ。剣を抜いた時、なんとなくそう感じた」

「困難に立ち向かう……」


 確かに、人類にとって魔物は大きな困難とも言える。つまり勇者様は、この世で一番、困難に立ち向かう勇気を持っている、ということか。いや、十分にとんでもなくすごい人だ。

 私は臆病者だ。魔物と戦うのも、人に嫌われるのも、何なら人に見られることだって怖い。

 対して勇者様は、魔物に躊躇せず立ち向かい、人々に親切に接し、必要であれば演説もする。

 勇者様は正しく、人類の希望だ。


「私は、勇者様ほど勇気ある人はいないと思います。私はその、全然で。臆病だから……」

「僕はエミュを臆病だと思ったことはないよ」


 なんというお世辞。


「でも私、戦うのも、人前に立つのも怖いです」

「恐怖しないことが偉かったり、すごかったりするわけではない。僕もビーもクレアも、戦うときは怖いよ」

「そうですか……?」

 皆は、私と違っていつも堂々としているから、恐怖なんてないのかと思っていた。

「勇気と一言で言っても、いろんな勇気があると、僕は思う」

「いろんな勇気……ですか」

「例えば、十人の人間が、分かれ道の前で立ち往生している。片方の道はハズレ、片方の道はアタリ。十人の中の一人である君は、なぜかどちらがアタリか知っていた。しかしそれを言う前に、アタリを知らない残りの九人が、ハズレの道に行ってみようと意見をまとめて、君に声をかける。

『これでいいよね?』

 ……君ならどうする?」

 聞いているだけで胃が痛くなりそうな状況だ。それでも頭の中で想像してみる。

 十人が顔を突き合わせて話し合う。皆で話し合っている時、私はきっと自分がアタリを知っていると言うかどうかを考えている。信じてもらえなかったら、嘘つきだと思われたら、とぐるぐる考えている間に他の皆の意見がまとまる。誰かが、ずっと黙っていた一人に気を遣って、確認のつもりで声をかけてくれる。

 ……そこで、反対意見なんて言ったら。

 

 ――何で今、皆と逆のこと言うの?今、まとまりそうだったよね?

 ――何でもっと早く言わないの?

 ――アタリを知っている証拠は?知っているなら何で黙ってたの?

 ――間違ってたら責任取れるの?

 

 言われそうなことを考えただけで怯んでしまう。

 ハズレに何が待っているのか分からない。真っ先に、自信をもってアタリを知っている、と言わなかった時点で詰んでいる気がする。

 怖い。


 「……言い出せないまま、ずっと後悔していると思います」


 自分の意見を飲み込んで、何も知らないふりをして一緒にハズレの道を行く。そしてハズレの道で取り返しがつかないことなんか起きたら、それこそ一生後悔するだろう。


「じゃあ、ハズレの道に行ったら全員死ぬと知っていたら?」

「そ、それは……」


 一生後悔する。それだけか?予測できない未来に後悔するのと、知ってる未来に後悔するのでは全然違う。


「……言うと思います。信じてもらえるかは分からなくても、私自身が後悔したくないから。ずるいですね」

 自分自身の後悔を、罪悪感を軽減させたいときだけ、頑張るのだ。嫌な奴。

「そんなことない。罪悪感を抱かずに黙っていられる人だって存在する。君は自分と、それ以上に誰かのために、一歩踏み出す勇気を持っている人だ。それは時に、魔物に立ち向かうよりはるかに勇気が必要なことだよ」

「一歩踏み出す勇気……」


 確かに、さっき勇者様が出した例で自分の意見を言う勇気と、魔物の討伐に向かう勇気は、少し種類が違うかも。


「実際、僕は旅の中で魔物を倒すことはたくさんしてきたけど、言おうと思ったことは言えないまま、今日まで来た」

「そうなんですか?言えなかったこと?」

「うん。最初は、三つ首のポミャラニアンを倒したらって思ってた」

「あ、懐かしい」


 三ツ首のポミャラニアン。私が加入してから初めて討伐した超級魔物。大きさもさることながらとにかく速くて、初めて残像なんてものを見た。私は身体強化と動体視力の強化の魔法を全員にかけ続けていた。反動は考えなくていいと言われていたから。討伐が終わると、少し筋肉痛になった勇者様と、全身筋肉痛で三日間ベッドから起き上がれなかったもう一人の前衛であるビーが、でかくて早いのはずるいと散々文句を言っていた。完全に同意。ちなみに目は全員痛くなった。眼球にかける魔法は負荷がすごいから。


「次はユラー湖底のダンジョンを攻略したらって思ってた」

「あれも大変でしたね……」


 ユラー湖底。文字通り湖の底にあったダンジョン。入り口を見つけるのも大変だったけど、何よりトラップが大変だった。奥に進むにつれて、ほんの少しずつ水位が上がっていくダンジョンで、ボスと戦闘を始めるとあからさまに水が増えていく。どんどん動きづらくなる中ようやく倒すと、今度はボスがいた全面ガラス張りの部屋のガラスが一斉に割れて、ダンジョンごと湖に沈むという悪辣さ。よく生きて帰れたな、って今でも思うダンジョンベスト3に入る。


「蛇竜将軍を倒したら、ピサールのダンジョンを攻略したら……何度も思ったけど、結局実行しないまま、今日を迎えてしまった」


 勇者様が挙げたのは、私たちが今まで通った旅路の欠片だ。あれもこれも大変だった。

 苦しかったし、辛いこともあった。脇腹がちぎれそうなくらい走ったり、魔物に齧られて実際にちぎれかけたこともあった。魔法を使いすぎて頭が割れるくらい痛くなって泣いたこともたくさんある。

 生き残るたびに、勇者様が私を誘ってくれたキャッチコピーを思い出した。


『これは僕たちが作る、勇気と希望の物語だ。一緒に物語を紡ごう。僕も世界も、君を待っている』


 私はその時、勇気と希望をもらった。勇者様の手を取る勇気。孤独ではなくなる希望。ちなみに愛はない。四人パーティで男女比も二:二なのだけど、「付き合うことになった」という報告を聞くことはなかった。

 愛がなくても関係ない。あの日から始まった冒険は、私の宝物。全てが物語の一ページ。

 ずっと一人で生きていくと思っていた私が、勇気と希望の物語の登場人物なんだ。私の胸と、仲間たちと、もしかしたら知らない誰かに刻まれる物語。

 どんなに苦しくて辛いことがあっても、勇者様の言葉を思い出すと、乗り越えられた。

 あの時、勇者様の手をとって本当に良かったと思っている。

 勇者様にはいくら感謝しても尽きない。

 だからもし、勇者様が何か心残りを残しているのなら力になりたい。私にできることがあるならば。

 私は体を起こして、拳を握って勇者様に向き直った。拳は私の気持ちの表れ。


 「勇者様。やっておきたいことがあるなら、私、手伝いますよ。今からでも遅くないかもしれません」


 私はもう一度勇気を出して、勇者様に提案した。私が勇者様の力になれることなんてないと分かっていても、気持ちだけでも伝えたかったから。そして言ってから、そういえば言いたいことが言えないって話だったな、と思い出した。私が手伝えることあるか?ないよね。恥ずかしい。

 勇者様は微笑んだ。


「ありがとう、エミュ。なら、僕の手を握ってくれる?」

「え?」


 体を起こした勇者様の右手が差し出される。冗談でも聞き間違いでもないらしい。

 手を握る。それが私に手伝えること?でも過去にも、踏んでくれと言われて踏んだらトラップを回避できたことあるし、意味があるんだろう。私から勇者様への信頼は辞書より厚い。向こうがどうかは分かりかねるが。


「では、失礼して」


 私は勇者様が差し出した手をそうっと握った。温かくて硬い。

 勇者様が、二人分の手を優しい眼差しで見つめている。

 この人の笑顔は、人を安心させる。私は勇者様の笑顔が好きだ。魔物に立ち向かうときの真剣な顔もかっこいいけど(何せ顔がいい)、笑顔を見ると、本当に安心する。何だって大丈夫だと思える。

でもそれはそれとして、見つめられると緊張する。やばい。手汗とかかいてないかな。いや、このままだとかくかも。どこか名残惜しい温かさだけど、早急に手を離した方がよさそう。


「……こんな感じで、大丈夫ですか?」

「うん、ありがとう。少しは勇気が出せそうだ」

「よかったです」


 勇者様が改めて勇気を出すなんて、なんだか変な感じだ。この人は勇気どころか、足りない物なんて一つもないような人なのに。


「……僕はこれまで、何度も何度も、区切りがついたら言おうと思って失敗してきた」

「区切りですか?」

「うん。ポミャラニアン、ユラー湖底、蛇竜将軍、ピサールのダンジョン……これが終わったら告白しようと何度も思ったけど、そのたびに怖気づいて、結局できないままここまで来てしまった。一歩を踏み出す勇気が出せなくて」

「そうなんです……ね?」


 あれ?今、告白って単語が出てこなかった?


「でも、明日で僕達の冒険もまた区切りがつく。……その先はないかもしれない。だから今日言おうと思ったけど、やっぱり明日、魔王討伐が終わって区切りがついてからにするよ」


 え、言ったよね?勇者様、もしかして気付いてない?この話、私がこのまま聞いていたら駄目なやつじゃない?


「あ、あの、勇者様」


 私はあわてて勇者様の話を遮ろうとしたが、


「明日、魔王を倒したら君に告白することにするよ。今度こそ、勇気を出して」


 勇者様は全く言い淀むことなく言い切った。


「…………え?」


 誰に告白するって?え?


「さて、少し長居しすぎたかな。お腹が空きすぎてビーが怒っているかもしれない。エミュ、そろそろ降りようか」

「い、」


 勇者様はごく自然な動作で繋いでいた私の手を離して――繋いでいたことも忘れていた――離して、屋根の上でも危なげなく立ち上がった。


「エミュ?」

「今のは、告白じゃないんですか……?」


 あまりにも衝撃を受けすぎて、ものすごく図々しい事を口走ってしまった。でも気にする余裕がない。


「違うよ?好きだって言ってないだろう?」


 今言った。

 というのは、揚げ足取りですねすみません。いやでも、そうじゃなくて。


「どうかした?戻らないのかい?」

「あ……」


 頭の中で、ぐるぐると考えが巡る。

 


 魔王を倒したら、勇者様が私に告白する。

 勇者様が、私に好きっていう。

 いつから?ポミャラニアン討伐の頃から考えてるって言った?結構前では?

 え、そんな素振りあった?私が気付かなっただけ?勇者様みたいな素敵な人が、私のことが好き!?

 

 命を懸けた戦いが明日に控えているのに、その後のことで頭がいっぱいだ。 このまま明日を迎えるの!?


 混乱のあまり、今夜もう一度だけ、勇気を振り絞ろうか悩んだ。


『明日魔王を倒すの、やめませんか?』


 言ってしまうか。

 でも人類の未来のために、言葉を吞み込んだ。今使わなかった勇気は、明日告白を聞くかもしれない私のためにとっておくことにしよう。



 

 これは私達が作る、勇気と希望の物語……だったはず。










 ――のちに、愛と勇気と希望の物語になる。



ここまでお読みいただきありがとうございました。

せっかくだし超簡単な勇者パーティの設定も

載せたかったのですが、短編だとページを追加できない?

みたいなのお蔵入りです。大した設定でもないので……。


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[一言] これ絶対に残りのふたりが屋根の下で聞いてるやつ。 (お前、結局ここでも先送りすんのかよ!明日死んだらどうすんだよ!?) (そこまで言ったんなら全部言いなさいよヘタレ!) ……みたいな(笑…
[一言] 勇者サマ、それうかつに言ったら死亡フラグになるやつ。(昨今では主人公だろうが語り手だろうが油断できない!)
[良い点] 抑えた色彩感の中で、言いたいことだけ、書きたいことだけがぎゅっと詰まっている感じがとても印象的でした。 漏れ聞こえてくる二人の会話に耳を傾けながら、同じ夜空を見上げてるたような読み心地が…
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