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得体の知れない卵を拾った話  作者: 悠月 かな
6/10

第六話

それからというもの、ニョローンとの攻防が続いた。

何故なら、ほぼバッドポイントだからだ。

ニョローンの攻撃をかわすも、必ずピコピコハンマーに頭を叩かれる。

それを見て、ノアールは声を上げて笑った。


「リウ、学習しろ。毎回バッドポイントではないか」

「好きでバッドポイント稼いでるわけじゃね〜」


俺は不貞腐れてベッドに横になると、ノアールがトレーナーに潜り込んできた。


「何だよ。ノアール。まだ夜じゃね〜よ」


いつも、ノアールは寝る時に潜り込んでくる。

今は、まだ夕方だ。


「良いではないか。リウの胸は温かくて心地良い」

「仕方ね〜な…」


ノアールを潰さないように体制を整える。


「ナ〜イスポイント!!」


ニョローンが俺の頭を撫でる。


「良かったな。リウ」


ノアールが嬉しそうに俺を見上げる。


「この調子で、どんどんポイントを稼いでくれ」

「はいはい」


気付けば、俺はノアールがいる生活を何となく受け入れていた。


「まぁ…良いか…」


深く考えても仕方ない。

何とかなるだろう。

たかだか1週間だ。

その時はそう思っていた。

しかし、そんな生優しいものではないと、後で嫌というほど思い知らせる事になる。


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