表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/12

青少年保護育成条例

第八話



可奈子と黒沢先生が

何で揉めてたのか?

単に堀越の事で揉めてたのか?


それと気になる事があるんだけどね

黒沢先生はアパートで一人暮らし

決してお金持ちとは言えないよ


だからお金の出どころを探らないと


写真が可奈子かどうかも

調べないと



男子にも見てもらって

第3の彼女か?どうか?


「俺さぁ、病院でヒマだから

 調べていたんだけど」


あの黒沢先生と堀越は

男女の関係なのか?

だとしたら

堀越は悪い奴だとしても

あいつは18歳未満だから

そいつとやっちまってたら


青少年保護育成条例とか

地域によって色々あるみたいだけど

どの条例とも

青少年に対してみだらな性行為等の

禁止がある


『青少年は0歳から満18歳に達するまでの者』


いわゆる『淫行』というやつで


条例違反の処罰の対象

下手したら逮捕なんだよ

捕まる恐れがあるよな


えっ?女の子に対してじゃないの?


いや、男子も同じだよ

だから捕まるのは黒沢


それと色々な事で(さら)されるから

社会的制裁は大きい

とうぜんもう教師も出来ないだろうな


「まぁ両親とか誰かが

 訴える場合がほとんど」…らしい


「もしかしてその事で誰かに

 脅されてないよな」



…「思いたくないけど」

「万依が脅して逆にやられちゃった」


「堀越を取られた腹いせか?」


「だから、あんな人気のないとこに

 呼び出されたのか?」


「まさか、万依はそんな事する

 わけないよ、そんなの無い!」


「ごめん、そうだよな

 レイナの親友だもんな」


「万依が心配だからもう少し

 病院にいるよ」


「1人でか?」「他に誰がいるの?」


「俺がいるだろうよ

 俺じゃ不足か?」


「そんな事ないよ

 そしたら一緒に居てよ」


「先に行ってろ」

「なんか甘いものでも買ってくるゎ」


2人は受付前のフリールームの

テーブルで考えたいた。


「このケーキ美味しいね

 さすが元店長さん」

「甘いもの好き女性心をよく知ってる」


「玲奈の心はまだわかってないけど」


「そうだな、レイナはわからん!」


「本当にそう思ってるの」

「解ろうと努力しなさいよ」


「どうしたらいいんだよ」


「ないしょ〜」


「また、それだぁ」


「当たり前でしょ」

「玲奈より20年は長く生きてるんでしょ」

「経験値があるでしょうよ」


「あっ、それと話し変わるけどさぁ」

「来週から春休み

 4月になると3年生だから」


「それがどうしたんだよ」


「せっかく『まだ合格じゃない』

 のヒントだしてやったのに」


「春休み?4月?3年生?」



「だから春休みになる前に

 解決しなくっちゃ」



キーワードは


三股男

淫行

お金の出どころ

会計委員可奈子

言い合い

ピアス

謎解きメッセージ


三股に関しては

俺たちもすぐ知ったから

当人たちも知ってたんじゃないの?


先生は隠してたから

やっぱ条例を気にしてた•か?

貢いでる事がバレるのを恐れたか?

となるとやっぱお金の出どころだね


「三股やろうの堀越をもう少し

 探らないといけないね?」


「本当にみんな遊びなのか?」


「そうだね、それがわからないね」

「明日は一緒に男子校に行って

 探偵さんになってよ」


「もう、玲奈だと

 あんまり喋ってくれないからさ」


「可奈子の写真もみてもらって

 恵介が聞き込みしてよ」

「ね、笹野探偵さん」


「わかったよ」


「そのあと、また学校に行って

 可奈子と黒沢先生の関係を探ろう」


「E組の友達に可奈子が来てるか

 確認してからね」


「それとさっき写真送ったら

 やっぱ鈴木和子だった」


いくら生徒会が同じでも

2回も来てる

それも、偽名使って

事件に関与してるのは確定だね


それと謎解きしなきゃ




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ