一目に隠れて“僕と君が付き合ってる事は誰にも内緒だからね!”
僕はある日、車で目的地を決めずブラっと車を走らせていると、、、?
可愛らしい10代の女の子が1人で歩いているのを見かけた。
時間は夜の9時を過ぎている。
きっと塾の帰りなのだろうと僕は思い彼女に車から声をかける。
『こんな時間に女の子1人で歩いてると危ないよ! おじさんが
車で君の家の前まで送ってあげるよ。』
『・・・だ、大丈夫です、一人で帰れるから。』
『そう言わずにさ! さあー乗って。』
『嫌です!』
『・・・どうして?』
『“あなたがその危ない人でしょ!”』
『はぁ!?』
『もう私に構わないで!』
『それはもう無理だよ! 僕はもう君を見つけちゃったんだから!』
『えぇ!?』
【ガタン・ドーン】
【キャー―――!!!】
僕は無理矢理、女の子を車の助手席に乗せて自分の家に連れ帰った。
人気のない場所、周りが暗かったが誰にも見られていなかったと思う。
彼女を助手席に座らせ、僕はナイフで女の子の服の上から突き付けた。
女の子は、恐怖のあまり震えている。
僕はそっと彼女の顔に手をやりこう言った。
『大丈夫! 君が大人しくしていれば直ぐに家に帰れるからね。』
『・・・ホント!?』
『あぁ、』
女の子は、少し安心した表情を見せた。
僕は畳みかけるように女の子にこう言う。
『お父さんお母さんも、君の事が心配なはずだから後でおじさんが
君の両親に電話をかけておくよ。“君を早く迎えに来てあげてほしいとね!』
『・・・あ、ありがとう、おじさんは本当はいい人なの?』
『勿論! 僕は善人だよ! 君を傷つけたりしないから安心して!』
『うん!』
僕がこう言うと? 女の子は笑顔まで僕に見せてくれた。
完全に女の子は、僕に気を許しているのが目に見えて分かったんだ。
僕はそれからも、女の子に優しく話しかけ続けた。
そんな話をしていたら? あっという間に僕の家に着いてしまった。
彼女を車から降ろし、僕の家に入るように促した。
『さあ、家の中に入って! 直ぐに君の家に電話して君を迎えに来て
もらうように僕から話すからね!』
『うん、おじさんありがとう!』
『それまで、中でゆっくり温かいモノでも飲んで待ってるといいよ。』
『うん。』
女の子の名前は、新飼まや 歳はまだ11歳。
見た目はもっと大人っぽくて、とても11歳には見えなかった。
でも実際、女の子と話してみると? やっぱり11歳だと思う。
考えが幼く僕のこれからの“奥さん候補”には持って来いだった。
彼女を僕が調教して、彼女が大人になったら僕と結婚する。
それまでは、僕がすべての事を彼女に教えると決めた。
僕がそんな事を考えている間、女の子は嬉しそうに僕の方を見ていた。
きっと、女の子の両親がもう直ぐ女の子を迎えに来てくれるのだと
喜んでいたに違いない!
僕は繋がってもいない受話器に、適当に話を作りその後、受話器を置いて
彼女にこう言ったんだ。
『直ぐにお父さんとお母さんが迎えに来てくれるそうだよ。』
『本当!?』
『あぁ、それまでここでゆっくりしていくといい!』
『うん。』
僕が女の子に体が温まるからと言って渡したミルクを飲んで眠ってしまう。
睡眠薬を入れていたおかげで女の子は朝まで目を覚まさない。
僕は女の子を抱きかかえて地下にある誰も来ない部屋に連れて行く。
部屋は狭く、そこには4畳半の部屋で換気扇もなく窓もない部屋。
ただベットだけが置かれていて、その部屋にカメラを僕は取り付けた。
違う部屋からでも彼女を監視できるようにしたのだ。
部屋には分厚い扉がついており鍵も2つも付けて厳重にした。
絶対に女の子が外に出れないようにしたのだ。
それに女の子が部屋の中から大声を出しても外に声が漏れないように
防音加工をしておいた。
女の子はもう、僕の指示以外でここから出ることは出来ない。
朝、女の子が目を覚ますのが僕は楽しみでならなかった。
*
・・・そして女の子を僕の家に連れ帰った次の日の朝。
女の子は地下にあるあの部屋のベットで目を覚ます。
『・・・えぇ!? ここは?』
『ここは、“僕たちの秘密の部屋だよ!”』
『お父さんとお母さんは、私を迎えに来てないの?』
『来るわけないよ! だって、電話なんかしてないんだから!』
『“おじさんの嘘つき!”』
『僕を嘘つき扱いか? まあ、僕が君をこれから調教してあげるよ!』
『“調教?”』
『君は将来! “僕の奥さんになるんだよ!”』
『嫌よ! イヤイヤ! そんなの嫌に決まってるじゃない!』
『それまで、“僕と君が付き合ってる事は誰にも内緒だからね!”』
『お願い! 私を家に返して!』
『それは絶対に無い話だよ。』
『・・・どうして?』
『先も言ったろう! “君は僕と将来結婚して奥さんになるんだよ”』
『・・・もう、お父さんとお母さんには会えないの?』
『あぁ、絶対に会えないよ。 神様に誓ってね!』
『・・・・・・』
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