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0話 〜少女の悪意〜
13歳の夏 私は友達のほたるちゃんと一緒に近所の林に虫取りに行った
ほたる「ほら!こっちこっち!」
たもか「ほたるちゃん!ま、まって〜!」
私の名前は 亜美 たもか 中学1年生
趣味はテレビゲームと漫画、そして親友の
ほたるちゃんとの虫取り競争だ。
ほたる「今日も私の勝ち〜♪」
たもか「ほたるちゃん凄いな〜。私はまだ2匹しか取れてないよ〜。」
今日私たちが取っている虫は虫界の将軍ポジの"クワガタムシ"だ。ほたるちゃんのクワガタは私のに比べてとても大きい。
ほたる「さて!今日はこの位にしてたもかの家に遊びに行きますか!」
たもか「あぁ〜、ちょっとまってほたるちゃん」
ほたる「ん?なに?」
たもか「その・・クワガタさん達逃してあげようよ。」
ほたる「えぇ〜。いいじゃんそのままで」
たもか「でも・・かわいそうだよ・・」
ほたる「う〜ん。たもかがそう言うならしょうがないな。」
ほたるちゃんが虫かごに手を伸ばしたその時!
2人は虫かごが放つまばゆい光に飲み込まれた。