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十二話

なんと十歳になりました。

レイとルミは十一歳!

でね、この世界には魔法があるのだよ!

前世オタクな私は魔法に憧れないわけがない。

そこでここでは十歳から十二歳の間に魔力鑑定をしなくてはならないのだよ。

もうちょっと早くてもいいのではと思うがこのくらいの年齢で魔力が安定するらしいのだ。

一応全ての人は魔力を持っているらしいが、魔法を使えるのは殆どが貴族、王族。ごく稀に平民でも使えるそうだ。

魔法が使える人は十五歳から学園に行かねばならないらしい。まあ、学園のことはいい。


とはいっても、魔法が使えなくても特に困ることはないそうだ。

魔導具が存在しているからだ。魔力を込めた魔石を動力に火を起こしたりできる便利道具だ。人々の生活に役にたっている。

そのため使えなくても落ち込む人は少ない。だがこれは平民の話で貴族、王族は違う。

魔法が使えなくては能力が低いとみなされてしまうらしい。一種のステータスだ。

さらに騎士などになることがかなり難しくなる。戦う手段が減るからだ。

魔力が少ない人は他の能力がかなり秀でていないと厳しいらしい。私にはそんなものはないのでどうか使えますように。

というより普通に魔法使いたいです。

神頼みするしかない。

全てはそう…明日だ。

明日魔力鑑定や魔法研究などをしている魔法師協会というところに行き鑑定をしてもらう。

ちなみにレイとルミもしてもらう。

父様がまとめてやればいいやーと言って二人はまだやっていないのだ。

みんなでいけるのでワクワクだ。


「早く明日にならないかなー」

「ベルティア様、さっきからそればかりですね」

「だって三人でお出かけみたいなものじゃない。それに魔法が使えるのかもしれないのよ!」

楽しみでしょう!と訴えればルミが笑う。

「そうですね。でも私とレイは平民の出ですから魔法なんて使えないと思いますよ」

「そう言って使えるのよ」


こういう予想は当たるに違いない。


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