終天の異世界と拳撃の騎士
あらすじ
長年打ち込んできた空手に挫折しかけ、無気力な日々を過ごす高校生の少年・有海流護。ある初夏の晩、あれこれ思い悩む流護は、疎遠気味になっていた幼なじみの少女を夏祭りに誘おうと思い立つ。そうして携帯電話のメールを送り終えた彼が顔を上げると、周囲の景色が見覚えのない草原へと変化していた――。迷い込んだそこは、剣と魔法と魔物に彩られたファンタジー世界。様々な人との出会い、様々な敵との戦い。剣と魔法の飛び交う過酷な異世界を、流護は己が拳で切り抜けてゆく。その世界へ招かれた理由を、知らないままに。――拳に全てを懸ける現代日本の少年と、誇り高き異世界の少女騎士。きっと許されない出会いを果たしてしまった二人の、物語。
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はい。こちらも有名作品ではないでしょうか。しかし、結構読まれてない方も多いかと思います。
この作品を最初に読んだ時、私はこう思いました……。
「ドラ●もんでのび太がやってたやつやんけ!」
と……。
まぁ、このネタが通じるかはさておき、主人公、流護は突如として異世界に転移してしまいます。
その世界は剣と魔法の世界であると同時に、地球よりも重力の弱い世界でした。
当然、そこに住む人々の身体能力や頑強さは地球人である流護よりも弱く、流護は魔法使い達を相手に、その拳で立ち向かいます。
並大抵の相手ならワンパンで沈めてしまう流護ですが、ところがどっこい“ペンタ”と呼ばれる強大な魔法使い達には、互角以上の戦いを強いられてしまうのです。
この作品の特出すべき点は、展開の熱さと戦闘描写の緻密さです。
こればかりは読んで頂かないと分からないと思うのですが、本当に胸が熱くなります。
まだご覧になられていない方は、是非その熱さを体験してみて下さい。