サンタ・クロース?
それは白き雪がしんしんと降り、聖なる者の降誕を祝う日。
親子はわいわいとプレゼントについて話し、恋人同士は手を繋いで、それを見た孤独者が羨む。
これは変わってしまった聖者を祝わぬ聖者の降誕祭に起きた物語。
「メリークリスマスッ!」
そればっかりだ。
そればっかりで、祝わない。
クリスマスはキリスト様を祝う日だぞ!?
ただの祭りじゃねぇッ!
許せねぇ赦せねぇユルセネェッ!
「ユルセナイ」
そして、それは生まれた。
黒い服装に角の生えたブラック・サタン・クロースが。
「メリィッ!苦シメマァァァスッ!」
サタン・クロースは暴れ始めた。
イルミネーションをごてごてと飾り付けたクリスマスツリーを薙ぎ倒し、サンタ・クロースの偽物たちを捕まえるや
「死ン狂ベェェェェルッ!」
と叫びながら首をはね、
「鈴がぁッ!なるッ!」
と吠えながらミンチにした。
さらに、ベンチに座っていたカップルたちを
「聖なる光をッ!」
と叫びながら片方を光によって消し炭にしたり、
親子をまとめて切り刻んだりした。
そうして、教会以外の町のすべてを破壊したサタン・クロースは我に帰り、懺悔した。
子には罪がなかったはずだ、と。
そうして、罪深きサタンはサンタと名を改め、その血に染まって赤くなった服を着て、懺悔のために子供たちにプレゼントを配るようになったとさ。
(振り出しに戻る)
ふざけました。




